ロックっていいなあと教えてくれる

My Hair is Bad『mothers』

2017年11月22日発売

My Hair is Bad mothers
俺もう相当おっさんだし、長いつき合いのベテランバンドのみなさんとの仕事だけでまあまあ回っていくし、若いバンドとかそこまで必死に追わなくてもいいかあ、と思う瞬間も正直なくはないのですが、「いや、ダメ! 危なかった、そんなだったらこのバンドをスルーするとこだった!」と思わせてくれたのがこのバンドです。3rdアルバムだが、まるでファーストみたい。進歩してないということじゃない、勢いが落ちないのだ、加速しているのだ。色恋沙汰におけるどうしようもない思いをロックにすることにおいて今椎木知仁(G・Vo)の右に出る者はいないのはあきらかだが、そういう音楽って何作か作っていくとだんだん衝動が落ち着いていったりするもんですよね。なんでこんなに右肩上がりなんだ、生々しさが。特にメロディの美しさ、あきらかにレベルアップしている。で、やっぱり聴いていると心臓バクバクする、頭掻き毟りたくなる、つまり「椎木の事情」じゃなくて聴いてるこっちが当事者として曲の世界に叩き込まれる。言いたいことがありすぎてやたら歌詞が長くなるとこも含めて大好きです。(兵庫慎司)

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