「大人の応援歌」を突き動かす衝動

Superfly『Ambitious』
2019年06月12日発売
SINGLE
Superfly Ambitious
《白い靴 踏まれそうになる駅のホーム》《あの人の悪い噂を拡散中》といった、どう磨いても輝きそうにない日常の風景を、《今はきらい oh yeah/でも私は生きている》のサビのフレーズで一気に力強く咲き誇らせてみせる――。そんな越智志帆の歌の躍動感と訴求力もさることながら、テレビドラマ『わたし、定時で帰ります。』主題歌としてオンエア中の表題曲“Ambitious”の最大の魅力は何と言っても、「大人から大人への応援歌」であるはずのこの曲が、尽きることのない青春性とロック感を触れる者すべての中に湧き立たせてくることだろう。今や日本のスタンダードと呼ぶべき存在感を備えたその歌声が、レイドバックとも円熟とも無縁のバイタリティを放ちながら時代と僕らを揺さぶり続けていることの真価を、改めて感じさせてくれる1曲だ。

ミステリアスな切迫感に満ちた、映画『プロメア』主題歌の“覚醒”。《私を凍らせて》という歌越しに包容力の翼を伸びやかに広げる同エンディング主題歌=“氷に閉じ込めて”……といったカップリングの2曲が、表題曲の眩しさに複層的な色彩を与えている。(高橋智樹)
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