ありのままで進む

ストレイテナー『Blank Map』
発売中
MINI ALBUM
ストレイテナー Blank Map
ミニアルバムとしては実に6年ぶりということで、ひさびさに2013年の『Resplendent』を引っ張り出して聴き直してみた。“シンデレラソング”から始まる、ディープな攻撃性と王道ロックバンドの風格が同居する、不思議な感触の作品だった。そして今作。結成20周年、メジャーデビュー15周年という大きな節目を経て届けられた5曲(既発の配信シングル“スパイラル”含む)は、どこか肩の力が抜けてリラックスしたバンドの空気感が伝わってくる一枚となった。イントロとなる壮大なロックアンセム“STNR Rock and Roll”でホリエは「僕たちの物語は終わらない」と宣言するが、そこに「絶対に終わらせない」という頑なさはない。出会った頃を振り返る“吉祥寺”、《ぼくら まだ旅の途中さ》と歌う“ジャムとミルク”、すべてがバンドのことを歌っているように聞こえるのは深読みのしすぎかもしれないが、変わっていくことも変わらないこともすべてニュートラルに受け入れ進んでいく自然体の未来像がそこには透けて見えるのは確かだ。だから『Blank Map(白紙の地図)』。とてもいいと思う。(小川智宏)
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