ぐうの音も出ない

マカロニえんぴつ『hope』
発売中
ALBUM
マカロニえんぴつ hope
2年4ヶ月ぶりのフルアルバム。14曲のうち7曲はその間に発表されたシングル(配信含む)やミニアルバムのリード曲で、“レモンパイ”も“ブルーベリー・ナイツ”も“青春と一瞬”も……長くなるため省略するが、つまりエース級の曲がずらっと並んでいる。その時点で濃い内容になるとある程度予想できたが、それにしてもあまりにも完成度の高いアルバムだ。4人の個性が光るサウンドにはビートルズユニコーンGRAPEVINEなどルーツが滲んでいてそれがたまらなく愛おしい。“Mr.ウォーター”のような遊び心溢れる曲が入っているのはフルアルバムならではだし、全員が作曲するバンドだからこその風通しの良さも窺える。核心に切り込む曲を逃げずに書ける強さも健在。はっとり(Vo・G)の歌詞はギミック満載なだけでなく、心のどこかではわかっているけども直視したくないものの存在を見事に言い当てている。

まとめると、「音楽って楽しい」から始まる学習欲、探究心を糧に、我が世の春を謳歌するバンドの、笑えて泣けてグッとくるアルバム。これ、嫌いになれる人いる?(蜂須賀ちなみ)
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