これまでも、3~4分間のポップソングにプログレッシブロックのような雑多な展開を入れ込む曲は多かったが、この“トマソン”はそのリズムの変化が独特すぎて面白い。再生すれば、ロックンロールの原初に還るようなダイナミックなドラミングとキラキラと躍動するピアノ、饒舌なギターが絡み合って王道的な名曲が生まれ……たかと思いきや、最初のサビ終わりに急にレゲエ調に変化。「なんだ、この曲?」。でも、めちゃくちゃ面白い! このリズムの妙が生まれたのは、やはり高野作曲という面が大きいのだろうか。ライブ中、バンド内で最も自由にステージ上を乱舞してみせる彼の姿が目に浮かぶようだ。個々のメンバーの持ち味もしっかり活かして、マカえんは全身全霊で遊んでいる。それがロックバンドの役目だと言わんばかりに。(天野史彬)
全身全霊で遊んでる!
マカロニえんぴつ『トマソン』
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これまでも、3~4分間のポップソングにプログレッシブロックのような雑多な展開を入れ込む曲は多かったが、この“トマソン”はそのリズムの変化が独特すぎて面白い。再生すれば、ロックンロールの原初に還るようなダイナミックなドラミングとキラキラと躍動するピアノ、饒舌なギターが絡み合って王道的な名曲が生まれ……たかと思いきや、最初のサビ終わりに急にレゲエ調に変化。「なんだ、この曲?」。でも、めちゃくちゃ面白い! このリズムの妙が生まれたのは、やはり高野作曲という面が大きいのだろうか。ライブ中、バンド内で最も自由にステージ上を乱舞してみせる彼の姿が目に浮かぶようだ。個々のメンバーの持ち味もしっかり活かして、マカえんは全身全霊で遊んでいる。それがロックバンドの役目だと言わんばかりに。(天野史彬)