僕らがロックを求める理由そのもの

Nothing's Carved In Stone『ANSWER』
発売中
ALBUM
Nothing's Carved In Stone ANSWER
前作『By Your Side』時の本誌インタビューで村松拓は「新しい『エモ』ができた」と評していたが、2年ぶりの新作アルバムとなる今作に結実しているのは、誰もが思い描くロックの理想像そのものだ。ライブハウスのフロアにスタジアム級の高揚感を描き出すような“Beautiful Life”の雄大なメロディとサウンドスケープ。心の深淵に鋭利なリフと轟音で斬り込む“Deeper,Deeper”の硬質な激走感。己と向き合い逡巡しながら前進する真摯な生き様と、明日なき世界に明日を切り開く不屈の強さ、それらを高純度のバンドサウンドと歌へと刻み込む無限の探究心とロマン――。僕らがロックを求めロックとともに歩む理由を、今作の4人は鮮烈なまでに体現している。

昨年のセルフカバーアルバム『Futures』発売を挟んでの11thアルバムとなる今作。生形真一が奏でる音の幾何学模様と村松拓のダイナミックな熱唱、日向秀和&大喜多崇規のタフなビートの推進力、というNothing's Carved In Stoneの基本構造が、さらに強靭な剛性と目映い輝度を放つロックの結晶体として今この時代に屹立している。最高だ。(高橋智樹)

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