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《「何してる?」って聞いたら/「愛してる」って返してね》という“呪い愛”のフレーズがSNSから流れた瞬間、私は心を鷲掴みにされた。去年の「RO JACK」で優勝し、CDJ 25/26に出演するなど、結成2年にしてシーンを爆走する4ピースロックバンド・ファジーデイズ。彼らの音楽の魅力は林優斗(Vo・G)の柔らかいハイトーンボイスと、“呪い愛”の歌詞もそうだが、言葉の隠れた本質を哲学的とも取れる表現で綴る歌詞だ。新曲“たらればの話”の《使い捨ての愛をありがとう》もそうだが、「使い捨て」という言葉によって「遊びの愛」をより深く身近に表しているのが面白い。このストレートではない言葉により、失恋した相手への憎しみや悔しさを自分の中で整理しようと葛藤している主人公の一面がとても伝わる。現状、音楽性は王道なロックだが、今作でも新たなテイストに挑戦していることが伝わる。この歌詞と心掴まれるメロディを武器に飛躍する彼らの将来性を考えると、ファジーデイズからどうしても目が離せない。(岩田知大)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年5月号より)
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