これはやはり問題作か。大規模なオーケストレイションを導入しダフトのエレクトロニクスと融合したエレクトロ・シンフォニー作品。過去にジェフ・ミルズやカール・クレイグが同様の試みを行っているが、おそらくは…
『orbital period』後のシングル4作品を通してBUMP OF CHICKENが提示してきたのは、新たな音楽的ボキャブラリー以上に、「今」を生きるための強靭なポジティビティだった。より批評性を増した藤原のストーリーは「…
『アニマル』から1年を待たずに放たれるセカンドアルバム。タイトルも『獣』と韻を踏む『食人鬼』である。正しい。自身のパフォーマンス・キャラクターをこれでもかというほど巧みにアピールしている。ケシャとは…
エヴリシング・エヴリシング、この人たちは個人的に今年のUK新人勢にあって本当に数少ない突出した才能だと思っているのだけれど、遂に満を持してのリリースとなる日本盤である。未発表ボーナス・トラックも収録さ…
この4年、バーリー・カドガンは各方面から引っ張りだこ、ギタリストとしてかなり忙しくしていたわけだが、その一方でリトル・バーリーとしては結構シビアな時期にあった。ドラマーが交代し(新メンバーのヴァージ…
そして、これがロックンロールだ。触れた瞬間に逃げる間もなく頭も身体も誘爆必至の――だからこそロックンロールには命懸けで向き合うくらいの覚悟が必要だ、ということを聴く者すべてに思い出させるような、鋭利…
昨年末の「RO69JACK 09/10」で優勝を果たした4人組ニューカマー、うすしお。ちょっと気弱そうなバンド名にナメてかかると、そのピュアで骨太な日本語ロックの熱量に驚く。彼らの初音源となるこの6曲入りミニアルバ…
ここ2~3年で、USインディ・トレンドのひとつとしてじわじわ人気を広げてきたサーフ・ロック。80S英ジャングリー/シューゲイザー(ヴァセリンズ、ジーザス・アンド・メリー・チェイン等)を掘っていたキッズが、…
ジャケだけでまずやられる。反則だろ、と思うが、ジャケを見てるだけで音が予想され、しかもそれがドンピシャでは文句を言う筋ではない。どんな音を連想します? ファジーでキュートなローファイ? ピンポーン。…
第一子出産というおめでたいニュースを発表した木村カエラのニューシングル。ライブなどは控えているが、ハイペースで曲を発表していて、頼もしい。 プラスティックなシンセポップに、カエラの歌が一気に彩りを加…
自分たちが立つ場所はミクスチャーである――ドラゴンアッシュは本作で明確な答えを出した。ではミクスチャーとは何か。ロックとヒップホップそれぞれの最良部分の融合である。ロックの刹那的なほどの感傷性や、寸…
3月の武道館公演でカヨが卒業し、3人編成となったPOLYSICSが初めて世に送り出す音源。活きの良いマグロのようにピチピチしているのが嬉しい! ギャンギャン・ギター、ズグダガ・ドラム、ブンブン・ベース、ピコピ…
コンセプチュアルな多面体ユニット=ナールズ・バークレイの顔としてもおなじみ、シーロー久々のソロ作。絶品な速射砲ラップと南部R&B流の闊達なミックス感覚(同郷のアウトキャストにも通じる味)を武器に、ファ…
遠藤ミチロウは日本のパンクの真のオリジネイターのひとりで、現在もなお突き刺すような歌と言葉で活動を続ける偉大なアーティストだ。草野マサムネを始め、遠藤がかつて率いていたスターリンを聴いて、音楽を始め…
ツアー・オブ・ザ・ユニバースのハイライトとなった、バルセロナ公演の模様を収録したライブ作品。これまでにも何タイトルかリリースされたデペッシュ・モードのライブ映像を観て、何度も確認してきたことではある…
4人での再結成から4年、遂にロビー・ウィリアムスも再加入した15年ぶりのオリジナル・テイク・ザットが還ってきた。テイク・ザットにおけるロビーは歌唱の中心人物でもステージのセンターに立つ人でも正直なかった…
今年の夏にリリースされたベスト盤『GOOD TIMES』が、これまでのシングル曲を網羅していたのに対し、裏ベスト盤にあたるのが今作『BAD TIMES』。これまでほとんどアルバムに収録されることのなかったシングルのカ…
サンボマスターはいつだってシンプルだ。きみに言いたい本当のことがある。伝えたい本当のことがある。それを歌いたい。それを鳴らしたい。在るのはそんな純粋な衝動、ただそれだけだ。だからこそ彼らの楽曲はいつ…
前作から1年半で早くも到着した新作。えらく早いなと思ったが、聴いたら分かった。何でもよかったのだ。というか、完全にツアー対応のアルバムなのである。ウィル・アイ・アムのコメントによれば今回は世界の“イ…
もうじき単独公演が行われるヨンシーからの最高のプレゼント。静謐な祈りにも似た歌声は変わることはないが、シガー・ロスと違うのはどこかプライベートな香りが強いことか。音の細部にまで自分の主張を張り巡らせ…
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