今年でソロデビュー10周年を迎えたYUKI。コンプリートシングルコレクション『POWERS OF TEN』はシングル23曲に加え、“MY HAND”などの未発表曲を含む全27曲。10年間、常にその時々で表現したいことに忠実に、色ん…
ドラム高橋久美子が脱退し、ふたりになったチャットモンチー。昨年見た、絵莉子と晃子ふたりだけ、しかも晃子はドラム!という新編成のライヴは本当にびっくりしたし、チャットモンチーならではのピュアで潔く大胆…
シドニーの西に位置する世界遺産の地=ブルー・マウンテンズ出身の4人組バンド、クラウド・コントロールのデビューAL。本国では2010年にリリースされていたようだ。男女の美しいハーモニー・ヴォーカルを中心とし…
5人目のメンバーが加入することが発表されたGalileo Galilei。彼らは今、猛烈なスピードで音楽的に進化している。言ってしまえば、シングル曲“青い栞”なんかをこのアルバムの中で聴くと、もはや過去の匂いがし…
西海岸発のミクスチャー音楽を進化させながら最高のパーティを続けるコットンマウス・キングスによる、未発表/リミックス曲を集めた『ヒドゥン・スタッシュ』シリーズの第五弾。スタジオ・アルバムも合わせると、…
デンマークのコペンハーゲン発。近年ではミューやレヴォネッツで馴染みのある同国のインディ・ロックだが、この4人組はかなり毛色が異なる。ポスト・パンクやハードコアを継承した荒々しいサウンドは、インディ・…
金井政人は、自分でも認めているけれど天の邪鬼な青年だ。しかも筋金入りに厄介な天の邪鬼。何しろロマンティックなリアリストで、アクティヴな引き籠りで、純朴な恋愛中毒者で、せっかちな怠け者で、嘘つきな正直…
グランジという現象を振り返った時、パール・ジャムというバンドは正史ではなかった。カート・コバーンから思いっきり「ノー」を叩きつけられた彼らは、ずっと居心地の悪さを抱えながら活動しなければならなかった…
ストレイテナーのフロントマン、ホリエアツシのソロプロジェクト、ent。約3年前、インディーレーベルからファーストアルバムをリリースし、以降は、映画『ソラニン』の劇中音楽を担当したり、劇団OOPARTSの舞台の…
およそ1年4ヶ月ぶりとなるミイラズの4thアルバムは、彼らの既存のパブリック・イメージを根こそぎ刷新する大転換作となった。これまでの作品の中核を担っていた、「クソくだらない世界」に溢れる有象無象に躊躇な…
現在二十歳だが、十代中盤からライヴ及び自主リリースを行い、日々ライヴに明け暮れるうちに自宅のアパートを引き払ってしまい住所不定、というタフなキャリアの持ち主でもあるUK生まれのシンガー・ソングライター…
毎年1枚アルバムを出し、数ヶ月間をかけてツアーに出て、またスタジオに入ってアルバム作り…・・・というペースをずっと続けているザ・クロマニヨンズは、昔ながらの勤勉なロック・バンドそのものだ。最良のコンディ…
前作『コモン・ドレッズ』は、レイヴ・ミーツ・メタルと称された「珍獣」が自らに確固たる名を授けるべく整理と自覚を試みたアルバムだった。そして整理されてなお超絶バイタルでフリーキーな音に彼らがキワモノで…
ドラマティックに交錯するツインボーカル。ギトギトに味付けされた極彩色のギターフレーズ。砂埃を巻き上げながら爆走するダイナミックなツービート。どこを切っても清々しいまでにトゥーマッチなのがTOTALFATの美…
ニューシングル『RIGHT NOW』と同発で、アルバム『GREATEST HITS!?』のリリースも決定。ライヴでの定番曲が一挙集結した、ベスト盤的な内容のこのアルバム。バンド結成13年という、節目というには半端なタイミング…
ここ日本では前作『ラッキー』(08)によってようやく発見された観もあるナダ・サーフだが、彼ら自身は15年以上に亙る歴史を刻んできたUSオルタナ・シーンのヴェテランでもある。2010年にはケイト・ブッシュからゴ…
まずは、アジカンがベスト盤を出す、という事実がとても感慨深い。『フィードバックファイル』にも、あの時期に出すポジティヴな根拠があった。出すべき時がきた。そんな思いを共有しているファンは多いのではない…
大切な人とのいくつもの「別れ」の風景を、人生と生命の誇らしき旅の足跡としてエモーショナルに描ききってみせた映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(1月21日公開)。前作『続・三丁目~』では聖歌の如き祈りに満ち…
本作収録の18曲に及ぶトラック群(日本盤はボートラ込みで21曲)は、映画『スカイスクレイパー』(デンマーク映画/日本公開未定)のサウンドトラックとしてMEWのヨーナスが書きおろしたもので、本作はヨーナスがM…
米チャート過去最高位を達成、更にはグラミー受賞と、昨年の『ブラザーズ』で本格的なブレイクを果たしたブラック・キーズ。そこで余裕ぶっこいて長期オフ……なんてことなく新作が到着したのは、多作を誇る彼らら…
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