愛され続ける強さ

YUKI『POWERS OF TEN』
YUKI POWERS OF TEN
今年でソロデビュー10周年を迎えたYUKI。コンプリートシングルコレクション『POWERS OF TEN』はシングル23曲に加え、“MY HAND”などの未発表曲を含む全27曲。10年間、常にその時々で表現したいことに忠実に、色んな作家やミュージシャンと組み、サウンドを選び、言葉を紡いできた。日暮愛葉が手がけた“the end of shite”でアバンギャルドにアーティスティックにソロとしてのYUKIを印象付けたデビュー。Caravanや曾田茂一と“ハミングバード”を作った頃はゆったりとした曲調を好み、蔦谷好位置と手がけた“JOY”や“長い夢”がソロとしてのスタンスを一段と鮮やかにした。“メランコリニスタ”や“星屑サンセット”など歌にあまり自意識を入れたくないと距離を図った時期もあったけど、そんな時でさえポップであることから顔を背けずにアウトプットし続けた。そしてそのことが彼女の人生を支えてきたのだと思う。これまでの曲タイトルがちりばめられた歌詞で10年を回想する新曲“世界はただ、輝いて”は彼女のバックステージを垣間見たような気がして胸がいっぱいに。(上野三樹)
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