MONOEYESの2ndアルバムが2017年7月5日(水)にリリースされることが決定! というわけで『ROCKIN'ON JAPAN』ではいち早く表紙巻頭特集でアルバムリリースへ盛り上げていきたい。
とはいえ、まだアルバムは未完成で、タイトルも決まっていない。本誌ではメンバー全員で今のMONOEYESについてとアルバムの制作状況について語ってもらうインタビューに加え、「細美武士、10年間を語る」をと題したインタビューを行った。
細美はELLEGARDENの活動休止から現在までの10年間を正直に、リアルに、時に涙に言葉をつまらせながら2時間半にわたり語ってくれた。『ROCKIN'ON JAPAN』の発売に先がけて、発言の一部をお届けする。
the HIATUSが始まるまでの間? そうだなあ……「ああー、やっと広い道に出たな。あとはこれを真っ直ぐ歩けばいいんだな」と思ってた道が途切れてて、目の前に「ちょっと渡れないぞ」みたいな河があった感覚ですかね。「どうしたらいいんだろうな、これから」って
西片明人先輩──「アニキ」って呼んでるんだけど、アニキからのひと言は「おまえ、周りに気遣ってんじゃねーよ」って……ヤバい、泣く(笑)。このひと言がどれだけ俺を救ってくれたかわかんないすね。それまではほとんどすべての人に「おまえ、もっと周りに気遣えねーのかよ」としか言われたことなかったから
たくさんの人から「毎日曲聴いて元気もらってます」って言われて。いつもライブで全国回って、みんなの顔見えてるつもりだったけど来れない奴だっていっぱいいて。「そうか、元気出るんだ。すげーことだ」と思ったんですよ。毎日聴いて元気が出る音楽はないから、俺には(笑)。それを聞いた時に「じゃあ、もっと元気出る曲書いてやるよ」と思ったし、「これは俺の仕事だ」って思ったんですよね
「東北ライブハウス大作戦」と出会えたおかげで、俺はぐるっと回って17歳、18歳の頃の自分とぴったり重なれたというか、今はそういう感じなんですよね。
俺が音楽をやることで、「すげぇバカみたいに楽しそうにしている奴らがいるなあ」って。それは無常の喜びなんですよ、この世の。自分が生まれてきた意味もはっきりわかるし。かーちゃんの産道を通ってくる前に「俺はあいつらをクソみたいに笑顔にしてくるぜ」っつって生まれてきたんじゃないかって気さえするような瞬間で最高なんです
続きは2017年5月30日(火)発売のロッキング・オン・ジャパン7月号で!
- ROCKIN’ON JAPAN 2017年7月号
MONOEYES 2ndアルバム完成間近。最速表紙でメンバー全員が語るバンドの最新モード、そして、細美武士、10年間の独白
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