今年の夏フェス、ここが凄かった!
フェスの思い出5選をレッドブルTVで振り返る

レッドブル

(C)Bo Jensen / Red Bull Content Pool

気づけば終わってしまった2016年夏。みなさん、今年の夏フェスの一番の思い出はなんでしょうか? 海の向こうから伝え聞いていたものの実際に見たらやはり大興奮、“Creep”を開陳したレディオヘッド? 素敵なエンターテイナーぶりでポップ・スターに殉じたベック? バンドの歴史と「らしさ」に思いを馳せた、新作お披露目のレッド・ホット・チリ・ペッパーズ? 衰えるどころか未来しか感じさせないアンダーワールド? そう、例年以上に強力な洋楽勢が今年の夏フェスにはヘッドライナーとして居並んだ。日本ではフジロック、サマーソニックの2大フェスが洋楽アクト達の晴れ舞台だが、もちろんアーティスト達のお膝元である海外でも今年様々なドラマが繰り広げられた。ここでは、日本でも目にすることのできたあんなアクトや、惜しくも来日は叶わなかったこんなアクトを映像や写真でまとめて振り返りたい。夏の思い出にどうぞ!

文=羽鳥麻美

思い出1:今年のレディオヘッドは本当にとんでもなかった

「いきなりリリース」の草分けレディオヘッド、2016年の5月にリリースされた新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』からの楽曲群を予告通りフェスで初お披露目、『Primavera Sound2016』を筆頭に話題沸騰となる。そして、またも伝説を打ち立てたサマーソニックへの出演を経てアメリカ・シカゴで開催されたロラパルーザ出演時の模様は、なんとレディオヘッドのライブではめったにお目にかかれないライブストリーミングで世界に発信された。昨今ではアプリを通じてファンの撮った映像をシェアする試みなどもやっており、レディオヘッドの新境地は真に解き放たれた精神性からくるものなのだと納得。


(C) Gianfranco Tripodo / Red Bull Content Pool

(C) Aitor Matauco / Red Bull Content Pool

(C) Gianfranco Tripodo / Red Bull Content Pool


思い出2:レッチリの野心あふれる新作はどう響いたのか

(C)Bo Jensen / Red Bull Content Pool

(C)Bo Jensen / Red Bull Content Pool

今や世界各地のフェスを沸かせ泣く子も黙るレッド・ホット・チリ・ペッパーズだが、そもそも彼らは90年代オルタナティヴの礎を築いたバンドだ。エネルギッシュな鉄板フェス・アンセムですべてをやり切るのではなく、その不屈の野心をステージでも発揮し、アートとエンターテインメントを屹立させ、ショーを物語として成立させた。また、嵐で中断となった初回から20年目のフジロック参戦が感動的だった。


Lollapalooza-Red Hot Chili Peppers“Under The Bridge”

ちなみに……オルタナつながりで、ロラパルーザの発起人:ペリー・ファレル率いるジェーンズ・アディクションの今年のロラパルーザ映像はこちら。

Lollapalooza-Jane’s Addiction“Mountain Song”

思い出3:今年もEDM勢の勢いは止まらない

上陸して3年目、ULTRA JAPANがここ日本でも秋フェスとして定着しつつあるが、世界でもEDMフェスはまだまだ現在進行形で巨大化。世界最大のEDMフェス、Tomorrowlandは今年アクスウェルイングロッソやマーティン・ギャリックスはもちろん、ザ・チェインスモーカーズなど新たなスターも登場した。そして、イビザのフェス『Ushuaïa Ibiza』にてライブ活動に幕を閉じたアヴィーチーのラスト・ライブは、EDMシーンの大きな転換点となるだろう。


Lollapalooza-Hardwell“Party Till The Daylight”

思い出4:新世代ポップはのびのび成長中!

新作『ゲームショー』のリリースを10月14日に控えるトゥー・ドア・シネマ・クラブ。メジャー移籍第一弾となるフル・アルバムの方向性をいち早くフェスの場で披露。ここ日本ではサマソニで若者だけでなく年長リスナーもあっと言わせるライブを見せてくれたが、『ゲームショー』をきっかけに名実ともにさらにステップアップが期待される。

Lollapalooza-Two Door Cinema club“Are We Ready”

思い出5:やっぱり楽しい新人・若手チェック

フェスの醍醐味のひとつといえば、初上陸や未デビューの新人や若手アーティストのチェック。今年のフェスで話題になった面々といえば……①フルーム(Flume)。日本ではFUJI ROCK FESTIVAL‘15に出演済みですが、海外ではすでにヘッドライナー級の彼、早く単独公演を見てみたい!

(C)Koury Angelo / Red Bull Sound Select / Content Pool


②イジー・ビズ
サム・スミスのオープニングを務めたり、H&Mのキャラクターに抜擢されたり、新世代アイコンへの道まっしぐら!なイジー・ビズ。こちらは2017年1月に来日公演も控えている。

Bestival-Izzy Bizu“White Tiger”and“Mad Behavier”

提供:レッドブル・ジャパン

企画・制作:RO69編集部

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