私たち結構キャラが立ってるんです。だけどひとつになったら「塊」を発揮できる。そこがたんこぶちんの強みかな(YURI)

──今回この「10代最後の夏」っていうテーマで作ることに関して、みんな「それしかないよね」って感じでした?

CHIHARU そうですね。

MADOKA 私の作ったのも含め曲が集まってきて、その段階でみんなに「これどうかな?」って聴かせたら、ああ、すごいいいねって。特に否定もなく。

──そういうとき、意見が合わないってことはないんですか?

MADOKA いや、そんなにないですね。

YURI 「塊(かたまり)」なんです、私たち。

──「塊」?

YURI グルーヴって言うんですか? 私たちは保育園からずっと一緒で、もうバンドも結成8年とかで、しかもドラムとベースのリズム隊はふたごだし。だけど個性が立ってるんですよ。ほかのバンドさんだと、結構容姿も似てて「誰だっけ?」ってこともあるんですけど、私たち結構「ああ、MADOKAね」「ああ、ほのちゃん」みたいにキャラが立ってるんです。だけどひとつになったら「塊」を発揮できる。そこが強みかな。

HONOKA もう出会って15年。

MADOKA 人生の半分以上ですね。

YURI ちっちゃいときの写真見ると、誰かしら写ってるんですよ、写真。

MADOKA 絶対に写ってる。お遊戯会とか、一緒になって踊ってます(笑)。

YURI だから、「塊」ですね。私たちの強み。

──今まさに、ひとりの人間としてもバンドとしてもどんどん向上していっているたんこぶちんですが、『TANCOBUCHIN vol.4』――タイトルはどうなるかわかりませんが(笑)、次はどんな作品になると思いますか? 何か展望はあります?

MADOKA まだまだ全然わからないんですけど、次出すとしたら「東京」をテーマに曲を作ってみようと思ってます。地元とか離れて暮らしてる家族とか、どこかしら頭の片隅に置いて生活してるので、そういうこともテーマに。よりポップな曲もやってみたいですね。

YURI 今回のアルバムは基本、MADOKAが作詞作曲でアレンジャーさんと一緒に作ってるんですけど、『vol.4』がもし出るとしたら、1曲は全員でがんばってアレンジをして、「作詞・作曲:たんこぶちん」って書けるようにがんばりたいですね。もっとたんこぶちんのカラーが出たらいいなと思います。

HONOKA 今回が「10代最後の夏」で、もうおとなになるわけじゃないですか。だから次は、自分たちが完全におとなになった証を残せる1枚にしたいです。

CHIHARU 私も上京して自立した姿、レディな姿? 見せたいな。あとは、やっぱり今MADOKAを中心に作詞作曲してるから、今後は自分もしていきたいなって思ってます。

NODOKA うん、自分で曲を作れるようになれるのがベストだし、それぞれに個性があるから、そういうのをバッて集めたアルバムがあってもおもしろいんじゃないかな? 自分たちだけで作ったアルバムを出してみたいですね。

提供:ヤマハミュージックコミュニケーションズ

企画・制作:RO69編集部

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