デビューから18年が経ったポルノグラフィティ。彼らが表現してきた数々のポップミュージックは、ジャンルを超えて、多くの人の耳にしっかりと刻み込まれている。この夏の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』にも初出演し、改めて彼らが放ってきたヒット曲の数々が、多くの音楽ファンに影響を与えていたことを実感した。
その後にリリースされた11作目となるオリジナルアルバム『BUTTERFLY EFFECT』は、この夏の経験を反映させたかのように、アグレッシブに多様な楽曲を収録した充実した一枚となった。
2017年11月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』に、ポルノグラフィティが初登場する。来年9月にはデビュー20年の周年イヤーへと突入する彼らだが、今回のインタビューではこの夏のフェスに出演した理由とそこで得た感触、そして、これまで彼らが感じていた葛藤や、長い歴史の中で自らが掴み取った自信について、じっくりと、そしてかなり赤裸々に語ってくれている。その中から発言の一部をお届けする。
インタヴュー=杉浦美恵 撮影=藤原江理奈
スタイリング=百瀬豪 ヘア&メイク=眞弓秀明(EFFECTOR)
18年目にして(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017で)いい景色を見れたと思うし、ふと肩の力が抜けたというか。ずっと戦ってきたところが、少しは気が楽になったかなと思いました(岡野昭仁/Vo)
ポルノグラフィティって名前を知ってる人は多いだろうし、昔のヒット曲をやればある程度は反応してくれるだろうけど、でも本当にそれだけだったら意味はないなと思って。例えば「シンガポール行ったらマーライオンがあるから一応見ておこう」みたいな、「ポルノ来て“アゲハ蝶”聴けたらなんか得した気になった」くらいの残し方じゃ、まったく意味がないなと思ったんですよね。ヒット曲を架け橋にして、今の自分たちがやっていることを、お客さんにどう見せていくか、どうコミュニケーションを取っていくかっていうことが大事だなと強く思いました(新藤晴一/G)
どうせ辞めるなら『やりきった』と思って辞めたいなあって思うんですよね。長く続けていくためにやってるんじゃなくて、やりきるため、ポルノグラフィティを完成させるためにやってるんですよ(新藤)
“Working men blues”の歌詞じゃないですけど、《代わりがいるなら連れてこいよ》っていう、そういう存在になれたらいいなと。自分の声のポップさを嫌がってた時期があったりもしたけど、それがはヒット曲を生み出す要素だったんだと思えば、もう強みでしかなくなるし。代わりがきかんようなグループに少しはなってきたかなと思う(岡野)
続きは2018年11月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』1月号で!
JAPAN表紙巻頭、堂々の初登場! メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』は、なぜみんなの胸を震わせるのか? 3人で語るバンドヒストリーとともに現在地を読み解く決定版インタビュー!
●強力2大付録!
① JAPAN特製カレンダー 2018
(登場アーティスト:Mrs. GREEN APPLE、MAN WITH A MISSION、エレファントカシマシ、米津玄師、THE ORAL CIGARETTES、欅坂46・平手友梨奈、WANIMA、MONOEYES、UNISON SQUARE GARDEN、back number、miwa、UVERworld)
② KEYTALKと乾杯!両面ポスター
●BUMP OF CHICKEN
ライブハウスに立つ4人を目撃! ツアー「PATHFINDER」新木場STUDIO COAST公演徹底レポ!
●[Alexandros]
ニューヨークでの制作で生み出された新たなる名曲“明日、また”。川上洋平、ソロで語った全20P!
●back number
待望のシングル『瞬き』で見出した、back numberの本質とは? 清水依与吏が大いに語る
●KEYTALK
アルバム、横アリ、10周年――特別すぎた2017年総決算インタビュー&一足早い忘年会の2本立て!
●Hi-STANDARD
夢にまで見た3人の轟音が鳴った――「THE GIFT TOUR 2017」初日、そのすべてをこの目で観た! 渾身の超ロングレポート
●ポルノグラフィティ
デビュー18年、ポップミュージックの最前線に立ち続けてきた自信と内にあるコンプレックス――初登場インタビューですべてを明かす
●Perfume
2作目のMV集『Perfume Clips 2』完成! 数々の傑作MVとともにPerfumeの5年間の挑戦を振り返る
●Mrs. GREEN APPLE
ミセス史上最高に自由で挑戦的な新曲“WHOO WHOO WHOO”が示す、この先の未来図とは? 5人で語る!
●sumika
自身最大規模の『Familia』ツアーで4人が得たもの――スペシャルインタビュー&レポートでそのすべてをひもとく!
●UVERworld
連続インタビュー4人目は誠果! 決して順風満帆ではなかったその半生の真相を解き明かす
●amazarashi
秋田ひろむにとって、音楽をやり続ける意味とは? 約2年半ぶりのアルバムに込めたその答え
●キュウソネコカミ
これが最強のキュウソだ! アルバム『にゅ〜うぇいぶ』にたどり着いた5人の葛藤と決意に迫る
●LiSA
●NICO Touches the Walls
●BLUE ENCOUNT
●ACIDMAN
●JAPAN'S NEXT vol.19(Ivy to Fraudulent Game/ポルカドットスティングレイ/ヤバイTシャツ屋さん/夜の本気ダンス)
●おいしくるメロンパン
●DADARAY
●Ivy to Fraudulent Game
●POLYSICS
●ねごと
●ヒトリエ
●SCENE SPECIAL! 桑田佳祐
ソロ30周年、集大成のツアー東京ドーム公演を完全レポート!
●SCENE SPECIAL! 米津玄師
『BOOTLEG』リリース翌日・「Fogbound」ツアー2日目を観た!