来年1月にリリースされるWANIMAのメジャー1stフルアルバム『Everybody!!』、これは無敵のアルバムだ。
今の時代のロックの傑作として、そしてこれからずっと先まで聴き継がれていく名盤として、間違いなく歴史に残る1枚である。
何より上がる、何より泣ける。でも一言の嘘もないアルバム。
現実のやるせなさと、毎日の生きづらさをそのまま歌詞に込めて、あとは祈りのような渾身のメロディーに託して歌い放つ14篇の歌。
曲のクオリティー、歌詞のリアリティー、メジャーデビュー盤としてのポピュラリティー、すべてが群を抜いて素晴らしい。
なにより、生きることをこれほどパワフルにエモーショナルに歌いながら、それが死の悲しみに裏打ちされているのが心を打つ。紅白歌合戦の出場も決定し、いよいよWANIMAは今作で大ブレイクするだろう。
2017年11月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』表紙巻頭にWANIMAが登場。アルバムの最速インタビュー、そして今作へ至るまでのバンドヒストリーを掲載されている。その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=オノツトム
WANIMAの音楽をもっとたくさんの人に届けたい、という僕たちの目標のためにはどうしたらいいかなっていうのが、今回のメロディや歌詞になったと思う。やっぱ自分の経験のなかからでしか歌えなかったから、生い立ちやいろんなことを振り返ったアルバムでもあったんですね。これからどうしていけばいいか、不安もあるし未来は見えんけど、それに向かうために一体何ができるかとか、すごく考えた(KENTA/Vo.・B)
自衛隊の訓練はキツいですけど、苦じゃなかったんですよね。しかも当時の同期がみんな僕より運動神経が良くて、僕はすごい下のほうだったんです。それがすごい悔しくて。キツいっていうよりも、よしやったる!っていう感じでずっとやってました。でも、やっぱり音楽をしたいんだっていう夢は、消灯前にいつも思ってました。寝る前に音楽聴いたりはしてたんで(KO-SHIN/G)
今まで自分がやったバンドとWANIMAが違うのは、やっぱり姿勢ですかね。音楽だけじゃなくて、いろんなものに対する姿勢です。それこそ自分は尖ってたんで(笑)、あんまり笑顔も見せなかったし、見せたらダメだと思ってたんです。でも、そこは素のままでいればいいんじゃないかっていうところを教えてくれたりとか(FUJI/Dr)
僕たちみたいな田舎から出てきたやつとか、いわゆる高学歴でもなければ、親とかのコネクションも何もない状態からでも、諦めずにやってきたらやれるってことを証明したいところは、正直どっかにあるかもわかんないですね。一所懸命やるのがダサいとか、夢持ってるのがダサいとかじゃなくて、WANIMAもやっとるからって思ってもらえたらいいなって。そう思い始めてからは、WANIMAである以上しっかりしないとなっていう気持ちも強くなっている(KENTA)
WANIMAっていう戻ってくる場所があったら、もっとみんな自由にやれるのかなって思ってて。そういうところがあると、日本がもっとみんな息しやすくなるのかなっていう気はしてるんです。まだまだ、そこにはたどり着けてないですけどね(KENTA)
続きは2017年11月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』1月号で!
●WANIMAJAPAN表紙巻頭、堂々の初登場! メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』は、なぜみんなの胸を震わせるのか? 3人で語るバンドヒストリーとともに現在地を読み解く決定版インタビュー!
●強力2大付録!
① JAPAN特製カレンダー 2018
(登場アーティスト:Mrs. GREEN APPLE、MAN WITH A MISSION、エレファントカシマシ、米津玄師、THE ORAL CIGARETTES、欅坂46・平手友梨奈、WANIMA、MONOEYES、UNISON SQUARE GARDEN、back number、miwa、UVERworld)
② KEYTALKと乾杯!両面ポスター
●BUMP OF CHICKEN
ライブハウスに立つ4人を目撃! ツアー「PATHFINDER」新木場STUDIO COAST公演徹底レポ!
●[Alexandros]
ニューヨークでの制作で生み出された新たなる名曲“明日、また”。川上洋平、ソロで語った全20P!
●back number
待望のシングル『瞬き』で見出した、back numberの本質とは? 清水依与吏が大いに語る
●KEYTALK
アルバム、横アリ、10周年――特別すぎた2017年総決算インタビュー&一足早い忘年会の2本立て!
●Hi-STANDARD
夢にまで見た3人の轟音が鳴った――「THE GIFT TOUR 2017」初日、そのすべてをこの目で観た! 渾身の超ロングレポート
●ポルノグラフィティ
デビュー18年、ポップミュージックの最前線に立ち続けてきた自信と内にあるコンプレックス――初登場インタビューですべてを明かす
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2作目のMV集『Perfume Clips 2』完成! 数々の傑作MVとともにPerfumeの5年間の挑戦を振り返る
●Mrs. GREEN APPLE
ミセス史上最高に自由で挑戦的な新曲“WHOO WHOO WHOO”が示す、この先の未来図とは? 5人で語る!
●sumika
自身最大規模の『Familia』ツアーで4人が得たもの――スペシャルインタビュー&レポートでそのすべてをひもとく!
●UVERworld
連続インタビュー4人目は誠果! 決して順風満帆ではなかったその半生の真相を解き明かす
●amazarashi
秋田ひろむにとって、音楽をやり続ける意味とは? 約2年半ぶりのアルバムに込めたその答え
●キュウソネコカミ
これが最強のキュウソだ! アルバム『にゅ〜うぇいぶ』にたどり着いた5人の葛藤と決意に迫る
●LiSA
●NICO Touches the Walls
●BLUE ENCOUNT
●ACIDMAN
●JAPAN'S NEXT vol.19(Ivy to Fraudulent Game/ポルカドットスティングレイ/ヤバイTシャツ屋さん/夜の本気ダンス)
●おいしくるメロンパン
●DADARAY
●Ivy to Fraudulent Game
●POLYSICS
●ねごと
●ヒトリエ
●SCENE SPECIAL! 桑田佳祐
ソロ30周年、集大成のツアー東京ドーム公演を完全レポート!
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