レイト・オブ・ザ・ピア @ 渋谷O-EAST

レイト・オブ・ザ・ピア @ 渋谷O-EAST - レイト・オブ・ザ・ピアレイト・オブ・ザ・ピア
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05年に結成され、メンバー4人がまだ20歳そこそこの新鋭UKバンド、レイト・オブ・ザ・ピア。サマーソニック08にも来日していたが、昨年8月に発売された1stアルバム『ファンタジー・ブラック・チャンネル』を引っ提げて、初の日本ツアーが敢行された。

オープニング・アクトにはメトロノミーが出演。初来日だというのに、ライブが始まる前のO-EAST内は、すでに会場いっぱいに集まったオーディエンスから異様な期待感が発せられているような空気に。ステージに現れた3人の黒いTシャツの胸元には、白く光る丸い電球が。それを筋肉が売りのあのお笑い芸人が「ふんっ!」ってやるように叩いて光らせたり消したり、曲の途中には歌詞や音に合わせて3人揃った振り付けがあったりと、一見チープに見えるような演出をポップなものに見せているところが実におもしろかった。

そしてレイト・オブ・ザ・ピアが登場! ステージ右手から、ドラムのRossは黒、ベースのFaleyは白、ボーカル&ギターのSamが赤、シンセのPotterは青の上下の服に身を包み、初っ端から“Space And The Woods”のダンサブルなサウンドでフロアを震撼させる。続く“Heartbeat”ではなんとダイブが起こるほどフロアはグシャグシャに。メンバー自身もサムのギターのコードが何度も取れてしまうほどに、激しく動き踊りながら演奏していたが、途中FaleyのDJセットがスタート。約10分間の短い間だったが、テクノサウンドが鳴る中で他のメンバーはダイブしたり、フロアに降りてオーディエンスと一緒にもみくちゃになって楽しんでいた。

最初から最後まで目が離せない若いエネルギーが迸るステージだったが、特にアンコール前の最後の曲、“Bathroom Gurgle”ではサムがギターやキーボードを投げ落したり、靴を両足脱ぎ捨てたり、マイクを抱え込み膝をついて歌ったりの、エキセントリックな雰囲気がたまらなかった。ただ、楽器を壊したりするのではなく最後にはキーボードを元の台に戻していたところなんかが可愛らしかったけど。(石井彩子)
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