レイト・オブ・ザ・ピアのドラマー、ロス・ドーソンが5月15日に事故で他界していたことが明らかになった。
事故の詳細は明かされていないが、遺族はレーベルを通じて「とても急で、悲劇的な事故でした。ロスはとても堂々としていて、才能があり、謙虚で優しい人でした。彼は家族を愛し、家族も彼が大好きだった。彼がいなくなって世界は寂しい場所になってしまいました。みんな彼を恋しがることでしょう」と発表している。
また、ワーナーブラザーズ・レコードUKの共同会長でバンドが所属していたパーロフォンの会長を務めるマイルス・レナードは、次のようにロスの死を悼んでいる。
「レイト・オブ・ザ・ピアは私が一緒に働いてきた中でも最もオリジナルで、革新的で、エキサイティングなアーティストでした。時代の先を行っていましたが、音楽と人生の両方において前途がありました。我々が共に過ごした日々は短いものでしたが、明るく温かいロスの人柄をいつも思い出すでしょう。残念ながら才能あるミュージシャンを喪うことになりましたが、彼の音楽はこれから先も我々と共にあります。彼の家族と友人達に哀悼の意を表します」
2005年に結成されたレイト・オブ・ザ・ピアは08年にデビュー・アルバム『ファンタジー・ブラック・チャンネル』をリリースし、同年のサマーソニックにも出演を果たしている。以後数枚のシングルをリリースしたのち、2010年に活動休止を発表していた。
(c) NME.COM / IPC Media 2015