BLACKPINK/東京ドーム

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※以下のテキストでは、演奏曲のタイトルを一部表記しています。ご了承の上、お読みください。

開演時刻を少し回ったころ、スクリーンで流れていたミュージックビデオの音量が一段大きくなる。客席で思い思いに過ごしていた観客たちが一斉に立ち上がり、手に持ったペンライトを掲げ出す。そしてステージにピンクの照明が一閃、壮大なオープニング曲が流れるなか、ついにBLACKPINKの4人が姿を現すと、いきなりドームの屋根が吹き飛びそうなほどの大歓声がこだまする。初のワールドツアー「BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR AREA」の一環として東京・大阪・福岡の3大ドームを回る来日公演、その初日・東京ドーム公演がいよいよ開幕だ。

BLACKPINK/東京ドーム

1曲目は “DDU-DU DDU-DU”。4人がソロパートをリレーするたびに客席中から叫び声が上がる。ステージには次々と火柱が上がり、曲の最後には花火も発射された。いきなりのストロングスタイル、フルスペックのスペクタクルが目の前で展開していく。当たり前だが目を逸らす暇もない。2曲を終えてのこの日最初のMCではリサの「Tokyo, what’s up? ツアーへようこそ、今日は最後まで楽しみましょう!」という言葉に、すでに十二分に楽しんでいる客席から拍手が起きる。

BLACKPINK/東京ドーム
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「一緒に歌ってください!」という言葉とともに披露された美しいミドルチューン“STAY”では4人がスツールに腰掛けて歌い、続く“WHISTLE”ではレーザービームが飛び交うなか妖しげなダンスを披露。そのあとはメンバーそれぞれがカバー曲やオリジナル楽曲を披露するソロコーナーへ。4人それぞれのキャラクターが反映されたパフォーマンスを堪能すると、ステージでは黒人ミュージシャンで構成されたバックバンドがブリブリのグルーヴを鳴らし始めた。力強いタムが鳴り響くと、再びステージに4人が戻ってきた。そして披露されたのは10月にリリースされたばかりのアルバム『KILL THIS LOVE』から、“Kill This Love -JP Ver.-”だ。パワフルで凛々しいBLACKPINKの姿が活写されたこの曲が、ドームの一体感を一層醸成していく。

BLACKPINK/東京ドーム
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4人が美しいフォーメーションを見せるなか客席からの掛け声も大音量で鳴り響いた“Don’t Know What To Do”、生バンドのグルーヴに乗って歌いながら、ロゼがジェニーの肩を抱いたりリサがジスにキスするそぶりをしたり、メンバーの仲のよさも伝わってきた“REALLY”、ドープなビートと4人のスウィートなボーカルのコントラストが印象的だった“Kick It”。伸びやかに歌うロゼ、観客を見渡し煽るジス、ジェニーのラップにリサのダンス……4人それぞれの個性が世界最高級のサウンドとマッシュアップされたとき、まったく新しいエンターテインメントが生まれる。それが彼女たちなのだ。

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ジス「みなさん、すごいです! みなさんのおかげでとっても熱い時間でした!」
ロゼ「ほんとに楽しくて幸せな時間でした」
リサ「あっという間でした!」
ジェニー「今年もたくさん愛してくれてありがとうございました」

4人それぞれにBLINK(ファンの愛称)たちへの感謝を告げると、もうライブは終盤。「あと2曲しか残ってないんですが、悔いがないように盛り上がってくれますよね?」。そんなジェニーの言葉に、ひときわ大きな歓声が巻き起こる。そして繰り出されたのは、バッキバキのダンスサウンド。“BOOMBAYAH”、そして“AS IF IT'S YOUR LAST”で最後の最後まで盛り上げると、アンコールではゴンドラでドームを一周しながらグッズを客席に投げ込むという嬉しい演出も。最後の“Hope Not”を歌い終えると「とっても幸せです!」という言葉を残して4人はステージを下りていった。ときに客席も巻き込みながら、音楽的な強度とパフォーマンスのキュートさをいとも簡単に両立させてしまうBLACKPINKのステージングは、とにかく圧倒的だった。(小川智宏)

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