ビートルズの大ヒット・アルバム『レット・イット・ビー』やラモーンズの『エンド・オブ・ザ・センチュリー』などを手がけており、<ウォール・オブ・サウンド>と呼ばれる独特のサウンド・プロダクションで知られる天才と謳われる大御所プロデューサー=フィル・スペクター。彼が殺人罪に問われていた事件の裁判で、ロサンゼルス地裁の陪審団は9月26日に、有罪か無罪かを判断できない「評決不能」を宣言した。
問題となっている事件は2003年2月にフィル・スペクター被告の豪邸で発生。女優ラナ・クラークソンが顔を銃で撃たれ、亡くなったもので、警察はフィルによる殺害と断定。フィルは殺人罪で起訴されたが、「彼女の自殺だった」と反論していた。
ラナ・クラークソンは、務めていたナイトクラブで初めてスペクターと出会い、その数時間後にはスペクターの自宅で死亡した。公判は2007年4月に開始、長期間にわたって審理が重ねられたが陪審員団の意見が一致せず、ついに「評決不能」というかたちで終了した。
ロサンゼルス裁判所は、さっそく再審の準備に取り掛かる見込みだという
フィル・スペクターの裁判、「判決不能」に
2007.09.29 14:10