5月からイノセンス+エクスペリエンス・ツアーに乗り出すU2だが、初期のU2がレコーディングを行ったことで有名なダブリンのウィンドミル・レーン・スタジオが再開発のため取り壊された。U2は1980年のファースト『ボーイ』から87年の『ヨシュア・トゥリー』までこのスタジオを使っていて、ほかにもR.E.M.、ザ・ローリング・ストーンズ、ヴァン・モリソン、エルヴィス・コステロらがこのスタジオでレコーディングを行ったことで知られている。しかし、アイリッシュ・インディペンデント紙によると「先週末に現場にブルドーザーや鉄球クレーン車などが持ち込まれ、グラフィティが描かれた道路に面した壁だけがかろうじて残っている」状態にまで解体されたという。ただ、スタジオの施設や機材そのものはすでにしばらく前にダブリン市内のリングセンドに移設されそこで営業を続けているという。建物そのものは不動産投資信託会社のハイバーニア社が前の所有者が負っていた負債も合せて2千万ユーロ(約26億円)で買い取り、さらに隣接する4平方キロの土地も750万ユーロ(約9億7千万円)でこのハイバーニア社が買収したという。跡地には住宅、店舗、事務所のいずれをも収容する施設が建設されるが、これまでの建物の歴史なども汲んだ再開発計画になると工事を担当する業者は説明しているという。なお、スタジオの跡地にはかつて6階建ての事務所ビルを建設する計画もあったが、地元住民の反対により2008年にいったん計画は見送られることになった。その一方で、『ヨシュア・トゥリー』の裏ジャケットの写真で使われ、モハヴェ砂漠のシンボルともなっているヨシュア・トゥリーの一部が、何者かによって切り取られていたことが先頃伝えられている。このことに気づいたのはU2のファンの一人で、ファン・サイトに次のように報告していた。「カリフォルニアの砂漠にある、U2のアルバム・ジャケットに映っているヨシュア・トゥリーのもとにぼくはもうかれこれ20年近く通っています。モハヴェ砂漠はぼくにはもう家のようなものです。この間の日曜日にぼくは恒例のヨシュア・トゥリーまでのハイキングをうちの犬と一緒にしたのですが、どこかのろくでなしがこのヨシュア・トゥリーの一部を切り落したら最高に違いないと思ったらしくて、幹の部分を3センチほど切り取っていったようです」なお、木はすでに倒木していて、そこを訪れてかつて木が立っていた頃の姿に思いを馳せるのがファンの習わしとなっていたが、木を持ち去らないことはこれまで暗黙の了解となってきた。(c) NME.COM / IPC Media 2015
U2が初期アルバムをレコーディングしたウィンドミル・レーン・スタジオの建物が解体に
2015.04.09 22:06
5月からイノセンス+エクスペリエンス・ツアーに乗り出すU2だが、初期のU2がレコーディングを行ったことで有名なダブリンのウィンドミル・レーン・スタジオが再開発のため取り壊された。U2は1980年のファースト『ボーイ』から87年の『ヨシュア・トゥリー』までこのスタジオを使っていて、ほかにもR.E.M.、ザ・ローリング・ストーンズ、ヴァン・モリソン、エルヴィス・コステロらがこのスタジオでレコーディングを行ったことで知られている。しかし、アイリッシュ・インディペンデント紙によると「先週末に現場にブルドーザーや鉄球クレーン車などが持ち込まれ、グラフィティが描かれた道路に面した壁だけがかろうじて残っている」状態にまで解体されたという。ただ、スタジオの施設や機材そのものはすでにしばらく前にダブリン市内のリングセンドに移設されそこで営業を続けているという。建物そのものは不動産投資信託会社のハイバーニア社が前の所有者が負っていた負債も合せて2千万ユーロ(約26億円)で買い取り、さらに隣接する4平方キロの土地も750万ユーロ(約9億7千万円)でこのハイバーニア社が買収したという。跡地には住宅、店舗、事務所のいずれをも収容する施設が建設されるが、これまでの建物の歴史なども汲んだ再開発計画になると工事を担当する業者は説明しているという。なお、スタジオの跡地にはかつて6階建ての事務所ビルを建設する計画もあったが、地元住民の反対により2008年にいったん計画は見送られることになった。その一方で、『ヨシュア・トゥリー』の裏ジャケットの写真で使われ、モハヴェ砂漠のシンボルともなっているヨシュア・トゥリーの一部が、何者かによって切り取られていたことが先頃伝えられている。このことに気づいたのはU2のファンの一人で、ファン・サイトに次のように報告していた。「カリフォルニアの砂漠にある、U2のアルバム・ジャケットに映っているヨシュア・トゥリーのもとにぼくはもうかれこれ20年近く通っています。モハヴェ砂漠はぼくにはもう家のようなものです。この間の日曜日にぼくは恒例のヨシュア・トゥリーまでのハイキングをうちの犬と一緒にしたのですが、どこかのろくでなしがこのヨシュア・トゥリーの一部を切り落したら最高に違いないと思ったらしくて、幹の部分を3センチほど切り取っていったようです」なお、木はすでに倒木していて、そこを訪れてかつて木が立っていた頃の姿に思いを馳せるのがファンの習わしとなっていたが、木を持ち去らないことはこれまで暗黙の了解となってきた。(c) NME.COM / IPC Media 2015