ジョン・ライドン、子供時代に昏睡状態に陥り「怒りはエネルギーだ」と学んだと語る

ジョン・ライドン、子供時代に昏睡状態に陥り「怒りはエネルギーだ」と学んだと語る

昨年刊行した回想記『Anger is an Energy: My Life Uncensored』のペーパーバック版を5月7日に刊行したジョン・ライドンだが、子供時代のトラウマと本の「怒りはエネルギーだ」というタイトルの意味について解説している。

ジョンはABCニュース・ラジオの取材を受けて、7歳の頃に髄膜炎で入院し、数か月も昏睡状態に陥った後、一切の記憶がなくなっていたことを次のように振り返っている。

「昏睡状態から意識が戻った時、俺には自分が誰で何者なのか一切記憶がなくなってたんだ。身体も言うことを聞かなかったし、話すこともできなかったんだよ。自分の親父もおふくろのこともわからなかった。自分に名前があることさえわからなかったんだ。誰かの家族かどうかもなにもわからなかったんだよ。完全に、まったくもって、孤独になってしまったんだよ」

医師たちはジョンの脳の機能が回復するように居心地の悪さを感じさせたり怒らせたりすることで脳への刺激を与え続ける療法を勧め、「それによって記憶を取り戻すことを促し、脳の機能を回復させるということだったんだ。というわけで、怒りはエネルギーだっていうことなんだね」とジョンは説明している。

意識が戻ってからのジョンは読書に耽るようになり、あらゆるアートを敬愛する人間になったと次のように語っている。

「その後の人生は、現在に至るまで、人間を愛すること、人間と関わることを愛すること、人間のやることを愛することに費やされてきたといっていいんだ。俺が音楽、本、テレビ、映画となにからなにまですべて愛してやまないのはそのせいなんだよ」

さらにセックス・ピストルズとその後に結成したPiLについては次のように語っている。

「(セックス・ピストルズは)俺が本当に本当に書きたいと思ってきたこと、それまでの俺をずっと押さえつけてきた制度とか態度について扱った内容の作品を書く、うってつけな場となったんだ。素晴らしい新兵訓練所だったわけで、その後の将来に向けてしっかり準備させてくれるトレーニングになったんだよ。当時の俺にはまだわかってなかったけど、それがパブリック・イメージ・リミテッドになるわけで、そこでは俺は自分自身だけでなく、ほかの人間の同胞の抱える感情について深く探っていくことができるようになったんだよ」
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