これまで未発表となっていたカート・コバーンのソロ音源の数々が、11月6日(金)にアルバムとしてリリースされることが明らかになっている。
今回アルバム化されるのは日本でも今年6月末に劇場公開されたカートの公式ドキュメンタリー作品『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』の制作過程で発見されたという総計200時間分以上におよぶカセットテープからの音源で、作中では使用されなかった完全未発表音源も収録予定だという。
『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』の監督を務めたブレット・モーゲンはかねてよりこれらの発掘音源をカートのソロ作品として発表する予定だと語ってきていたが、同作のDVD化にあわせていよいよリリースされることになる。
モーゲン監督はこのソロ音源について、ビルボード誌に次のように語っている。
「すべてカートの声とギターだけで構成されていて、マルチ・トラック音源もなければ、完成している楽曲もない。だけど、どれも素晴らしくて、彼がどのように作品制作に取り組んでいたか、そのプロセスが窺える音源だ。ミュージシャンとしても人間としても、カートがどんな人物だったのかを教えてくれるようなものになっていると思う」
なお、アルバム・タイトルや収録内容の詳細は現在のところ明らかになっていない。