デュラン・デュランのニック・ローズ、バレエも含んだミュージカルを製作中だと明かす

デュラン・デュランのニック・ローズ、バレエも含んだミュージカルを製作中だと明かす

デュラン・デュランはバレエも含んだ公演の製作に乗り出していることが明らかになっている。

バンドは昨年の9月に14枚目となるオリジナル・アルバム『ペイパー・ゴッズ』をリリースしているが、この時のセッションで洩れてしまった楽曲を膨らませ、ミュージカル舞台用の作品へと作り変える作業をニック・ローズとジョン・テイラーで現在取り組んでいるとのことで、ミュージカルにはバレエも含まれることになるという。

ビルボード誌の取材を受けたニックは「ぼくたちはいつでもなにか進行中なんだよ」と説明しつつ、次のように語っている。

「その曲を作品へと膨らませてるところなんだよ。30分か40分くらいの作品にしたいんだけど、そこにさらに別な、女性のキャラクターも登場させることにしたんだ。アイディアのラフなスケッチはあるんだけど、それを話すにはまだ時期尚早かな。でも、なんかね、そういうイメージにすごくしっくりくるトラックだっていうことなんだよ。それにぼくはね、昔からバレエが好きだし。ロンドンにはいいバレエ団がいくつもあるから、誰か一緒にやってくれる気にならないかまずは売り込んでいくって感じだね」

なお、内容については次のように説明している。

「アート界とか、カルチャー界が舞台設定になってるんだけど、今のところそれ以上の説明はできなくて、というのも今ちょうど第1稿にとりかかっているところだからなんだ。でも、現状の感じでわりと満足はしてるんだよ。まあ、大きなチャレンジだよね。すべてまったく新しい題材となるから。バンドとしてみんなで曲を書くのとはまるで違った訓練が必要となってくるんだ。もうちょっとでいったん形になりそうで、3月にもう一度作業に当たってそれで第1稿が出来上がる予定なんだよ」

なお、バンドは3月から北アメリカ・ツアーに乗り出す予定になっているが、その後はオーストラリア、日本、南アメリカ、ヨーロッパとツアーすることも検討しているという。また、北アメリカ・ツアーにはナイル・ロジャース率いるシックが同行することになるが、ナイルについてニックは次のように語っている。

「お互いにとって本当に完璧なマッチングなんだよね。ぼくたちはナイルのものすごいファンだし、彼のやってきたことについてはすべてについて応援してきてるから……それにナイルはデュラン・デュランの活動をよく見守ってきてくれて、ぼくたちのためにすごい時間も割いてくれたことがあるからね。だから、ナイルと一緒にいるというのはすごく嬉しいんだよ。ものすごく盛り上がるし、名曲の数々を次から次へと聴かされて、自然とにやけてきちゃうというか。楽屋にいて出番の用意をしていても、時々舞台袖に行ってちょっと覗いてみたりしても、あのシックの名曲を聴くと、どうしても嬉しくなっちゃうんだよね」
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