ジョン・ライドンが半生とパンクの全てを語る! 不良少年が時代の寵児になり得た理由とは
2017.05.02 19:30
セックス・ピストルズ時代から現在のPiLに至るまで、過去40年に及ぶキャリアにおいてジョニー・ロットン、もしくはジョン・ライドンが書いた127曲の歌詞全てをまとめた限定版ソングブック『Mr. Rotten's Songbook』が3月末に出版された。
5月1日(月)発売の『ロッキング・オン』6月号ではソングブックの発売を記念して行われたジョン・ライドンのロング・インタビューが掲載されている。
そもそもソングブックを制作したきっかけは「中国本土でライヴ」をするためだったのだというが、中国政府に過去自身が書いた曲や歌詞を全て提出するために読み直していると「自分で描いたイラスト付きで、俺がこれまで書いた歌詞全部を振り返る本を作るのは、自分がどういう人間か? を理解するためにもいい機会になった」のだそう。
ジョンは今も“反逆のシンボル”と見なされていることについて訊ねられ、以下のように答えている。
「やっほ~っ! って喜べって? でもそういういかにもリベラル知識層が考えてそうな“机上の理想シンボル”には俺は満足できないな。口で偉そうなこを言うだけなら誰だってできる。自分が仮にも理想を掲げるなら、それを自分で実行してみろよ。」
「行動が伴わない口先だけの奴らは、今も俺が最も軽蔑するタイプの人間だから。」
その他にもインタビューでは幼少期、学業は常にトップクラスのできる子”であったこと、何が引き金になってセックス・ピストルズ時代の攻撃性が生まれたのか、「時代の寵児」であった当時を振り返って今何を感じるか、PiLとは一体何なのか、など半生をたっぷりと語っている。
撮り下ろし写真も含めて14ページの大ボリュームの本特集、ぜひセックス・ピストルズとPiLを聴きながら読んでほしい。
『ロッキング・オン』5月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143700
ジョン・ライドン取材時のオフショットはこちらのブログから。おちゃめな一面が垣間見える。