米津のライブは、彼の内面にある世界を楽曲、演奏、映像、演出すべてを使って肉体化するものなのだが、特に最新アルバム『Bremen』リリース後に発表された楽曲が、その肉体をものすごくタフなものにしているのということが、今日の国際フォーラムのライブでよくわかった。
スタンドマイクでも、ハンドマイクで歩き回りながらでも、ギターを弾きながらでも、映像を背負っていても、ステージ上から放たれるすべてのアートを自分の肉体にした最強の状態で常に米津は歌っていた。
演奏された20曲のうち11曲は『Bremen』リリース後に発表された曲(そう、もうそんなに曲は溜まっているのだ!)で、しかも本編ラストはまだ誰も聴いたことのない新曲2連発。
それでも非の打ちどころのないベストな選曲と完璧な物語性を持つライブだと感じられるところが凄い。
ひたすら遠くを目指し続けることで、逆に自分の子供時代の原風景に立ち返りつつある今の米津玄師のモードが、そんなライブを成立させている。
来週、彼に超スペシャルなロングインタビューをする予定なのだが、訊きたいことが一気に膨らみまくってしまった。
めっちゃ楽しみ。(古河晋)