【速報】野音にて、plentyの最後を見届けてきた

【速報】野音にて、plentyの最後を見届けてきた
「あぁ、終わってしまった」

アンコールの最後の曲を鳴らし終えた3人がステージから去り、公演終了のアナウンスが流れても鳴り止まないバンドへの感謝の拍手と、着ていたレインコートに打ち付ける雨の音に包まれながら、思わずそう口に出してしまった。
plentyが、今日、本当に、終わってしまった。

泣かずにこの日を迎えられるようにギリギリの状態で踏ん張っていたのは天気も同じようで、開演まではどうにか曇りを保っていた空も、曲を追うごとに哀しげな雨を零していた。
しかし、「時間の許す限り曲をやる」と、これが最後だと言うのにMCも殆どせずにひたすら音を鳴らし続けた3人と、その彼らの誠意を絶対に忘れないようにと全身全霊で受け止める観客との間にはもはや天気など関係なくて、そこにはただ、互いの「感謝の交差」があるだけだった。

例えこの日に彼らが全曲演奏したとしても、「もっと聴きたい」という欲は生まれてしまうのだろう。だからこそ、彼らが「最後だから」と肩肘張った特別感のあるライブではなく、「最後だからこそ」いつも通りのライブをしてくれたことがありがたかった。

8年間、私たちの蒼き日々を救ってくれてありがとう。そして、よい朝を。
後日、きちんと綴ります。(峯岸利恵)
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