今年の5月に、初の日比谷野音ワンマンライブを成功させ、一躍ロックシーンの期待の星となったMy Hair is Bad。取り巻く環境が変わっていく一方で、椎木は冷静に「今」を見据えていると言う。
毎回同じアルバムみたいって言われるのも嫌だし、『全部似てるね』って言われるのも嫌だし(笑)。ここから一個上げていかないといけない、っていうところで。(中略)ちょっとずつですけど、挑戦はいっぱい入っているようなアルバムですね
「聴いてくれる人の数が増えて、そのおかげでいろんな曲が書けるようになった」と椎木が言うように、『mothers』は、アルバム全体を通してバリエーション豊富な曲が収録されており、その振れ幅も聴く人を惹きつけるポイントとなっている。
進化しているばっかりじゃ嫌で。このアルバムに限らず、変化していきたくて。(中略)『mothers』は『woman’s』の進化版みたいな感覚があったので。もっと変化させていって、面白いことをしたいなって、作り終わって改めて思いましたね。
喉の手術を乗り越え、激動の中にいながらも、変化を求めて冒険を続ける椎木が等身大で「今」と「これから」を語る、必読のインタビューだ。