【速報】KICK THE CAN CREW、日本中遠征! 各地で宣誓! 14年ぶりの全国ツアー初日を観た

【速報】KICK THE CAN CREW、日本中遠征! 各地で宣誓! 14年ぶりの全国ツアー初日を観た
遂にこのときが来た。アルバム『KICK!』を携えてのツアー「タコアゲ」初日となる東京・Zepp DiverCity。武道館の「復活祭」はまさにお祭りだったわけで、それぞれキャリアを積んできた3人が本格的に、生の最新コンビネーションをたっぷりと届けることになる。事前の触れ込みでは「約13年ぶり」だったけれど、メンバー曰く「14年ぶり」のツアーとのこと。

先に言ってしまうと、めちゃめちゃタイトで、確かな体温があって、そして楽しいライブだった。我々がキックに求めているものがすべて、当たり前のように目の前に差し出される感じ。料理で言えばそんなものは突き出しで、今回のステージの真の意味はもっと先のところにある。

過去の名曲と新作曲が分け隔てなく混ぜ合わされ、連なり、ドラマティックにライブを構成してゆくさまが素晴らしい。つまりそれは3人のラップの「意味」の連鎖反応であった。曲と曲とが互いを引き立て合い、生のキックに触れる手応えを最大限にまで高めてくれる。エモい情緒も、ぶっ飛んだパーティ性も、年の瀬感もすべてそうだった。

音を出し、声を上げるということは、この世界に何らかのインパクトをもたらすということだ。多くの人々の思いを乗せて、最初から積載量オーバーで始まったキックの新章は、だからこそ、オーディエンスにも世界にインパクトをもたらすことを要求していた。ただ盛り上がるというだけではなく、より深い部分でインタラクティブなライブになったのだ。

あの3人が揃ってシーンの最前線に帰ってきたことのかけがえのなさを、この2017年の終わりに、各地でたくさんの人が実感するだろう。そういうツアーである。後日、ネタバレ控えめでライブレポートを書きます。(小池宏和)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする