チャマも「今日リハーサルの時、このツアー中で初めて雪を見た」と話していたほど外は厳しい冷え込みだったが、会場の中はまさに熱気と歓喜の別世界。それこそライブハウス公演で見せていたバンドと観客の「近さ」を、そのままアリーナライブのスケール感と織り重ねてみせたような、どこまでもダイナミックな一体感が、この日の会場には確かに渦巻いていた。
最新曲群から初期曲まで、BUMP自らの歩みを一筋の探求の道として再定義するような今回の「PATHFINDER」ツアーは同時に、すべての楽曲と、その楽曲に触れる僕らを「これから」の旅路へと導くための必然である――幕張/新木場でも感じたそんな感覚を、この日はよりいっそう強く与えてくれるものだった。
「みんなが聴いてくれないと、曲が生まれた意味ないからね」と、この日も藤原は「音楽の意味」をまっすぐに語っていた。
ツアーの合間にも少しずつ曲を書き進めていたと明かしつつ、「1週間半くらい前、曲がワンコーラスできたんだ。で……その曲が、この前完成したんだ。つい3~4日前に。この曲も、みんなに会いたいと思ってるんだろうなって」と藤原。BUMPのさらなる未来への予感に満ちた、最高の一夜だった。
この日のライブの内容は後日、12月28日(木)発売の『ROCKIN'ON JAPAN』2018年2月号の誌面で詳しくレポートします!(高橋智樹)
