モリッシー、K・スペイシー擁護発言など報道の独紙へ情報操作の訴え。独紙はインタビュー音源をフル公開

モリッシー、K・スペイシー擁護発言など報道の独紙へ情報操作の訴え。独紙はインタビュー音源をフル公開

複数のセクハラ疑惑によって映画界から糾弾されているケヴィン・スペイシーが「不当に攻撃されている」との発言をしたことが話題になっていたモリッシーだが、この発言後、ライブ中に自らの発言について言及していたことは先日報じた通りだ。

このケヴィン・スペイシーに関する発言は、ドイツの新聞「Der Spiegel」のインタビューの中で語られたものだ。ロサンゼルスで行われたというインタビューの中では、他にもハーヴェイ・ワインスタインやドナルド・トランプ米大統領についても語られており、特にトランプ大統領に関しては「(大統領を殺せるボタンがあれば)押すよ、人類の安全を守るためにね」と発言していたことも物議を醸していた

モリッシーがライブ中に語った内容は以下。

数週間前、ドイツの新聞(「Der Spiegel」)のインタビューを受けた。しかしひとつ言わせてくれ。僕が受ける紙媒体のインタビューは、あれが最後になる。

僕の口の中で形成された言葉を見ていない限り、そしてそこから出てきた言葉を聞いていない限り、君が僕のあの言葉を見聞きしていないのであれば、最初からあの発言はなかったということにしよう。


そして現地時間12月12日、モリッシーは自身のFacebookに以下のような文章を投稿し、「Der Spiegel」が自身の発言を操作したと訴えた。


軽率なことに、数週間前にドイツの「Der Spiegel」を僕の人生に招いてしまった。おしゃべりして笑い合うために、愛すべきベルリンから愛すべきロサンゼルスに彼らが情熱を携え飛んできたということは、僕たちがお互いに同じ常識を持っていると信じていたのだが。

私がドナルド・トランプを殺すか? いいや、絶対にあり得ない。
私がケヴィン・スペイシーの個人的な性癖を支持するか? いいや、絶対にあり得ない。
私が児童虐待を支持するか? いいや、絶対にあり得ない。
私がセクシャル・ハラスメントを支持するか? いいや、絶対にあり得ない。
私がレイプを支持するか? いいや、絶対にあり得ない。
「Der Spiegel」は私の見識を正しく伝えてくれるか? いいや、絶対にあり得ない。
私が再び紙媒体のインタビューを受けるか? いいや、絶対にあり得ない。

音楽界では政界と同じく、君が変化を生むことができるという可能性を示そうものなら道を阻まれ、彼らの世界から引っこ抜かれてしまうんだ。(以下略)


文章の最後には「『Der Spiegel』には切り刻んだり弄ったりしていないインタビューの音源を提供するよう求めているが、現在のところ拒否され続けている。それが彼らの答えということだ」と記されているが、この度同紙がこのモリッシーの投稿に対し反応。

同紙の記事では、「モリッシーは我々『Der Spiegel』とのインタビューが操作されて報道されたと感じたようで、紙媒体のインタビューは二度と受けないと発言。本記事でインタビューの音源をお聴きください」との小見出しのもと約43分間の音源が公開された

音源は「Der Spiegel」の記事内で視聴可能となっている。セクハラ問題に関しての話題は24分20秒辺りから語られている。モリッシーは同紙の報道の仕方について、「虚偽と誤解を招く可能性のある引用を含んでいる」と訴えていた
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