11月1日にニュー・アルバム『レッド・ピル・ブルース』を日本先行でリリースしたマルーン5。
同新作には前作から一転、ヒップホップやR&Bを取り入れ、ケンドリック・ラマー、フューチャー、シザなど今をときめくスターたちがゲスト参加していることにも注目が集まっている。
『ロッキング・オン』2月号ではバンドのフロントマンであるアダム・レヴィーンとギタリストのジェイムス・ヴァレンタインへ行ったインタビューを掲載、2人が極彩色の新作について語ってくれた。
アダムは『レッド・ピル・ブルース』について、そしてバンドの革新性について以下のように表現。
アダム:この作品には、ヒップホップとR&Bサウンドが多用されてる。それがこのアルバムの素晴らしい理由だ。というのも、僕らのデビュー作にもヒップホップとR&Bが多用されていた。あれは、2002年でもう何百年も前だから、あの当時ヒップホップとR&Bに影響されるというのは、今とは少し違うことだった。というのも、2002年にそうしたサウンドを取り入れるのは、かなり画期的なことだったんだ。今はそれほどでもない。それって、僕らのおかげだと思う。
この発言に続きジェイムスは「僕等がパイオニアなんだよ」とコメント、アダムが「僕はそこまでは言ってないよ(笑)」と返す一幕も。
また、ケンドリック・ラマーを始めとする、今作に参加したゲストアーティストをどうやって決めたのか、そして共演した際に心がけていたこともアダムが語ってくれた。
本当に自分達なりに考えてキュレーションしたんだ。僕らは長年バンドをやっているし、義務感で必死に見えるのと、やりたいからやっている――の間には微妙な境界線があると思うしね。シザ、ジュリア・マイケルズ、エイサップ・ロッキー、参加してくれたアーティストはみんな、僕らが作っていた曲にふさわしい人達だったから参加してもらったんだ。本当に。
クラブに遊びに来た年寄りみたいに(笑)、バンドが年を取ってきたからといって、ヒップなアーティストと共演して、若者からのウケを狙ったら、誰にとっても最悪の結果になる。だけど、その曲に本当にふさわしい人と、ふさわしい理由でコラボし、世界が求めていることを把握していたら、僕らが最高だと思う人達から、素晴らしい結果を得ることができる。それを目標としていたんだ。
そのほか、インタビューでは今作のタイトルの由来にもなった映画『マトリックス』から得たインスピレーションについてや、アダムが十代のころを振り返る場面も。ぜひ本誌を手に取って、マルーン5が最新作に込めた思いを感じていただきたい。
『ロッキング・オン』2月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/144207