カニエ・ウェストが米TV番組にてトランプ大統領の支持をまくしたて、その後Instagramにおいて大統領を称賛するメッセージを投稿したことに対し、ラナ・デル・レイがコメントを寄せていることがわかった。
「Billboard」によると米TV番組「Saturday Night Live」の放送終了の際、カニエは唐突に「Make America Great Again」と書かれたキャップを被りながら政治について語ったといい、その翌日の現地時間9月30日、Instagramに米国憲法修正第13条(奴隷制の廃止を定めた修正条項)について次のような持論を投稿している。
これ(帽子)は、善良さと、アメリカが再び一体となることを意味しているんだ。俺たちはもう他の国に外注しない。ここアメリカに工場を作って仕事を生み出すんだ。修正第13条を廃止して刑務所から解放された人すべてに仕事を提供するんだよ。愛を込めてこのメッセージを送る。
それに対し、かつて2014年にカニエとキム・カーダシアンの結婚パーティーで歌を披露したラナは次のようなコメントをInstagram上で寄せている。
トランプが私たちの大統領になることはこの国にとっての損失だったけど、あなたが彼を支持していることは、文化にとっての損失です。これはわたしの推測でしかないけど、あなたは彼の性格に共感する部分があるんじゃないかと思う。
誇大妄想とか、深刻なナルシシズムの問題とか……もしこれがわたしたちの国の指導者のことじゃなかったら、こんなことは話題になってないはずだけど。もしあなたが、自分は有名人だから女性のあそこを掴んでも問題ないと信じてるような人を支持してもいいと考えているなら、トランプと同じようにあなたにも治療が必要よ。
この問題に対する十分な援助がないから、多くのナルシシストは治療が受けられないの。誰も表明しない懸念を込めてこのメッセージを送るわ。
なお、カニエが「Saturday Night Live」で見せたパフォーマンスに対し、トランプ大統領はTwitterで彼を称賛するコメントを投稿している。