U2のボノが、ここ数年の自身の健康上のトラブルを通し、「死ぬ運命と向き合うことになった」と語っている。
2015年には大きなバイク事故に遭い複数箇所を骨折したボノは、最新作『ソングス・オブ・エクスペリエンス』のライナーノーツの中で「蘇生のために電気ショックを受けて、そのおかげで何とか生き永らえることが出来た。心臓停止を経験して、そのことについてはアレコレと考えたくないし話したくもない」と綴っていた。
「People」によると、ボノは今回「The Sunday Times」のインタビューの中で、「もう少しで死ぬところだった。かなり深刻だったが今は問題ない。だけど危ういところだったんだよ」と語っていたという。
また9月には最新ツアー「eXPERIENCE + iNNOCENCE」の公演をドイツ・ベルリンで行っていた際、「声の完全な喪失」により公演を中断したこともあった。
こうした健康上の不安について、ジ・エッジや周囲からも注意を受けたのだと以下のようにも語っているとのことだ。
今まで山ほど警告を受けてきて、近年はかなり厳しく言われたよ。耳もとで深刻に注意されたから気づくべきだった。
エッジは、「俺が自分の体を不自由なものとして見てる」って言うけど、その通りだ。俺は生きていることが好きだし生きるのも上手くて、つまり、どんな日も最大限に生きてるんだ。
初めて肩が天国の門をかすめたけど、ドアは開かなかった。まるで神様が俺に、「次はドアを叩くかハンドルを回しなさい。ドアが壊れるから肩を使ってはダメだ」って囁いたように感じたよ。
(中略)以前と同じようにはいかない。特に今回のツアーはキツいしね。それが自分であろうが親しい人であろうが、死ぬ運命と向き合ったら、自分が行き着く先について自問する時期がやって来るのさ。
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