アルバム『GOLDEN EPOCH』は、色気や大人っぽさといった超特急の新たな一面を提示しつつ、現在の彼らのクリエイティビティも凝縮された1枚だ。
2ndアルバムの『Dramatic Seven』がかなり異色だったので。(中略)そこに、カッコよく振り切れたこのアルバムが足されたことで、超特急の表現の幅がもっと広くなって、より万能になるなあと思いました(ユースケ)
近年はライブの総合演出を担当するユーキを中心に、メンバー全員が一丸となって制作に関わり、ライブを作り上げている超特急。『GOLDEN EPOCH』には、メンバーが2ユニットに分かれて手がけたプロデュース曲や、ユースケが作詞・作曲に参加した楽曲なども収録されるが、そんな制作への高いモチベーションが生まれたきっかけは、2016年の「愛す。in Wonder Land」ツアーだったと言う。
僕らは、ふざけるにしても真面目にふざけてるところがあって。それが、アーティスト性としての、僕らだから成り立つエンターテインメントなんだって意識がすごく強くあったんです。でも「愛す。」ツアーを作っていく中で、このままだと、ふざける部分とやるべき部分のバランスが崩れそうでイヤだなあという違和感を感じたんです。(中略)そこからライブを作る中で、みんなの「超特急はこうだ」って想いが出てくるようになった気がします(ユーキ)
6人が、いかにして想いを形にするようになったのかがわかる本テキスト。「『GOLDEN EPOCH』ってことなので、超特急が黄金時代に突入できるようなライブにしたい」(リョウガ)と語られた年末ツアーがより楽しみになる、ファン必読のインタビューだ。