ワールド・ツアー「Worldwired Tour」を開催中のメタリカだが、大手コンサート業界誌「Pollstar」の記事によると、メタリカは「史上最大のツアー・バンド」かもしれないという。
「Consequence of Sound」によれば、「Pollstar website」では「Tour & Destroy: 世界一のツアー・バンドとしてのメタリカ」と題した特集を組み、統計などいくつかの項目にて論拠を示しながら、メタリカが数多のツアー・アーティストのトップに君臨するバンドであると主張しているのだという。
「Pollstar」によると、メタリカはデビュー当時の1982年から数えて、これまでにツアーでおよそ2,210万枚のチケットを売り上げており、14億ドル(約1,514億円)の利益を上げているのだという。これは、ガンズ・アンド・ローゼズやAC/DCといった他のバンドを上回る数字とのことだ。
チケットの売上総数でいえばU2に次いで2位となるが、その他の要素を含めるとメタリカが1位になると「Pollstar」は主張している。その理由の1つとして、メタリカは48の国に加え、南極大陸を含む7大陸すべてで公演を行っていることが挙げられるという。
他にも、メタリカはグッズ売上でもトップに立ち、1991年の『メタリカ』発売以来、1億2,500万ドル(約135億円)相当のTシャツやその他のグッズを売り上げているとのこと。
なお、グラミー賞受賞アルバム『S&M〜シンフォニー&メタリカ』の20周年を記念してサンフランシスコ交響楽団と共演した模様を収めた『メタリカ&サンフランシスコ交響楽団:S&M²』が、一部劇場を除いて10月9日(水)に一夜限定で公開される。