ニール・ヤングが、全バック・カタログの楽曲の権利の半分を1億5000万ドル(約154億円)で売却したと報道されている。
「Ultimate Classic Rock」によると、音楽IP(知的財産)の投資および楽曲を管理するイギリスのHipgnosis Songs Fundが、ニールの全バック・カタログの半分を占める権利を買収したという。同権利には、1億5000万ドルの価値があるといわれている。
今回取り引きされた楽曲の数は1200にもおよぶと報じられており、Hipgnosis Songs Fundは、「ニールが望む形で、みんなが曲を聴けるよう一緒に取り組んでいくつもりです」とコメント。
これまでに、Hipgnosis Songs Fundはガンズ・アンド・ローゼズやエルトン・ジョン、ビヨンセなどの楽曲権利を管理したことがあり、最近同社はフリートウッド・マックのギタリスト、リンジー・バッキンガムのソロとバンドの両カタログの権利も獲得している。
過去作品の売却といえば、先月上旬には、ボブ・ディランが全楽曲の所有権をユニバーサル ミュージックに3億ドル(約310億円)で、また、フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスが、全楽曲の所有権の8割をレコード・レーベルPrimary Waveに1億ドル(約103億円)で譲り渡したことで話題になっていた。
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