マリリン・マンソンが、元恋人で女優のエヴァン・レイチェル・ウッドをはじめとする女性5人から虐待を告発され、所属レコード・レーベルの契約を解除されたことが明らかとなった。
「Consequence of Sound」によると、過去に何度も元パートナーから身体的・精神的な虐待を受けたと発言していたエヴァンが、現地時間2月1日にInstagramでその人物がマリリンだと告白したとのこと。
「私を虐待した人物の名前は、マリリン・マンソンとして世界的に知られているブライアン・ワーナーです。彼は、私がティーンエイジャーだったときに精神的に支配し始め、数年間にわたり酷く虐待しました。私は彼に服従するよう、洗脳されて操られました。私は報復や中傷、強迫の恐怖に怯えて暮らすことに見切りをつけたのです。これ以上、彼が他の人の人生を台無しにする前に、私はここでこの危険な男を暴露し、彼の行動を見過ごしてきた多くの業界を非難します。私は沈黙を続けることをやめた、数多くの被害者を支持します」
さらに、同内容を報じた「Vanity Fair」の記事に反応し、他の4人の女性がマリリンに性的暴行と精神的な虐待を受けたと告発したとのこと。
この5人の訴えを受け、マリリンが所属する Loma Vista Recordingsが次のような声明を発表している。
「エヴァン・レイチェル・ウッドや、虐待者としてマリリン・マンソンの名を挙げた他の女性による今日の不穏な申し立てを受け、Loma Vistaはマリリンの最新アルバムの宣伝を直ちに中止します。一連の展開を懸念し、我々は将来的にいかなるプロジェクトであっても、マリリン・マンソンと提携しないとの決定も下しました」
なおマリリンは、これまでにエヴァンが示唆してきた虐待者は自分ではないと主張しており、マリリンの広報担当者も、「その人物がマリリンだと想定するべきではない」と声明を出していた。
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