アリス・クーパーが、ジーン・シモンズが過去に発した「ロックは死んだ」との説に反論している。
「Ultimate Classic Rock」によると、2014年にジーンは“現代世界におけるテクノロジーとその傾向により、ロックが「殺されてしまった」”と述べていたという。
そのジーンの発言について、アリスは「その意見はビジネス的な意味では当てはまるが、芸術という面ではロックは在るべき場所に存在している」と反論している。
「ジーンはビジネスマンだし、ビジネス的にはそれは確かだ。だが間違いなく言えるのは、たった今、ロンドンのどこかやガレージで、誰かがエアロスミスやガンズ・アンド・ローゼズを学んでるということだ。そこにはギターやドラムをプレイする18歳のキッズたちがいて、彼らはハード・ロックを学んでいるだろう」
そしてアリスは、その状況はアメリカでも同じだと続けている。
「ある意味で、今、ロックンロールは在るべき場所に存在している。俺たちはグラミーで候補にならないし、メインストリームでもない。今、ロックンロールはのけ者だが、それがアウトローな姿勢を与えてると思う。それはロックンロールにとって非常に良いことじゃないかな。だって、そうやってロックが始まったからだ。その当時、俺たちはみんなアウトローだったし、その後にメインストリームになったからね。ロックというジャンルは始まったまま、決して終わることはない」
なお、先月ジーンは米ラジオ局Q104.3の番組に出演した際、「ロックが死んだのは若いファンが原因」だと自論を展開していた。
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