米人気アニメ番組『シンプソンズ』のシーズン32第19話「Panic in the Streets of Springfield」に、ザ・スミスのモリッシーをモデルにしたキャラクターが登場したニュースを、先日当サイトで紹介した。そのキャラクターの描写に、モリッシーのマネージャーが激怒しているという。
そのエピソードでは、リサ(シンプソンズ家の長女)が1980年代の英ロックバンドThe SnuffsというバンドのフロントマンであるQuilloughbyに夢中になり、バンドのリユニオン・コンサートへ足を運んだら、Quilloughbyが肥満体の人種差別主義者と化していた……という展開に。また、ステージでQuilloughbyは「この地球上にあまりにも多く存在する外国人から菜食主義が発祥したと知るまで、俺はヴィーガン(動物性食品を食べない人のこと)だった」と発言していたとのこと。
その後、モリッシーのマネージャーを務めるPeter Katsisが、公式Facebookアカウントにモリッシーを彷彿とさせるQuilloughbyの描写に抗議する声明を投稿している。
「お腹がシャツからはみ出した(彼はキャリアのどの時点においても、そのように見えたことはない)モリッシーをモデルにしたキャラクターを出すことで悪意に満ちた手段をとるほどに番組が低俗になったとき、誰が本当に有害な人種差別グループなのかと考えてします。
さらに悪いことに、特定の事例を指摘せずにモリッシーのキャラクターを人種差別主義者だと呼ぶことは、何の意味もない。アーティストを侮辱するだけだ」
さらにKatsisは、モリッシーは厳格なヴィーガンで、動物愛護を強く支持しているとも声明で綴っている。
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