RADWIMPSの新曲“うるうびと”が、2022年3月4日(金)に劇場公開される映画『余命10年』の主題歌に決定した。現在、映画の本予告映像にて同曲の一部を聴くことができる。
同映画の劇伴音楽をRADWIMPSが手掛けることはすでに発表されていたが、この本予告映像により、映画主題歌を書き下ろしたことも明らかになった。RADWIMPSが全編にわたって映画音楽を手掛けるのは『君の名は。』、『天気の子』に続き3作目となる。
楽曲を手掛けたRADWIMPS・野田洋次郎は、撮影前に脚本を読んで主題歌と劇伴の一部を作り、キャストとスタッフはその音源を聴いて同じイメージを共有しながら撮影に臨んだという。藤井道人監督は「野田さんは、音楽が出しゃばることで茉莉と和人の人生を台無しにしてしまうのが一番怖いとおっしゃっていて。レコーディングではセリフが音楽とぶつからないように、フルオーケストラで録っているにもかかわらず何回もトライして、二人に寄り添う音楽にしてくださいました」とコメントしており、10年にわたる二人の物語にRADWIMPSが音で寄り添ったとのこと。
映画『余命10年』は、2017年の発売以来50万部を突破している同名小説(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)を原作に、『新聞記者』(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)、『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人監督がメガホンを取った作品。脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年公開)、『雪の華』(19年公開)などを手掛けた岡田惠和、渡邉真子が担当する。また、キャストにはW主演として、数万人にひとりという不治の病で、余命が10年であることを知りもう恋はしないと誓いながらも和人に惹かれていく主人公・茉莉(まつり)役を小松菜奈、その茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る若者・和人(かずと)役を坂口健太郎が務めるほか、山田裕貴、奈緒、井口理(King Gnu)、黒木華、田中哲司、リリー・フランキー、原日出子、松重豊らも出演する。本作の関口エグゼクティブプロデューサーは「『余命10年』を1年かけて撮影するという意義に賛同してくださり、撮影に参加していただくことができました。長い期間を通して家族のような連帯感に包まれたキャスト陣は、映画で描かれる10年という時間をそれぞれのキャラクターとして表現してくださっています」と語っている。
【RADWIMPS・野田洋次郎(Vo・G・Piano) コメント】
はじめて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを観ながら、茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にするとおそらくすでにこの映画を100回近く観ていることになります。ですが、編曲もすべて終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。
【藤井道人監督 コメント】
『余命10年』の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れて来ました。
野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。是非劇場で体感して欲しいです。
●作品情報
映画『余命10年』
2022年3月4日(金)ロードショー
<スタッフ・キャスト>
原作:小坂流加『余命10年』(文芸社文庫NEO刊)
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和 渡邉真子
出演:小松菜奈、坂口健太郎
山田裕貴、奈緒、井口理 / 黒木華
田中哲司、原日出子、リリー・フランキー / 松重豊
音楽・主題歌:RADWIMPS “うるうびと”(Muzinto Records / EMI)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022映画「余命10年」製作委員会
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