【JAPAN最新号】おいしくるメロンパン、開放感全開の新曲“シンメトリー”、そして超充実のツアー「answer」、快進撃の今を語る

自分たちだけで完結するものではなくて、受け取ってくれる人がいるから僕らも音楽を続けられるとほんとに思った。
だからこそ「置いてけぼりにしちゃいけない」って(ナカシマ)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号においしくるメロンパンが登場!

開放感全開の新曲“シンメトリー”、そして超充実のツアー「answer」、快進撃の今を語る

インタビュー=杉浦美恵 撮影=小財美香子


このインタビューは新作ミニアルバム『answer』を引っ提げての全国ツアー「回る日傘の方程式」のファイナルであるZepp Shinjukuでの東京公演後(実際にはツアーはその後、仙台、札幌での振替公演を残していたが)、ライブを観た高揚感が筆者自身もまだ冷めやらぬ翌日に行ったものだ。とにかく素晴らしいライブだった。ライブは観客とともにあるという明確な意思が演奏にもMCにも現れていて、ここまでステージとフロアとが一緒に上り詰めていく感覚は、バンドとしても初だったのではないだろうか。新作を通して過去曲にまた違った光を当てていく──というのは、昨年『cubism』を引っ提げて行った2本の全国ツアーで実証済みだが、今回はさらなる更新感があった。思い切り「夏」のモードで表現した今回のライブの清々しさ、予想以上の爽やかさは彼らのこのところのオープンなマインドとも合致する。そしてそのライブで初披露された最新曲“シンメトリー”はおいしくるメロンパンの過去と未来を同時に肯定するような、さらにポジティブな光を携えた楽曲だった。その“シンメトリー”のリリースを8月2日に控え、彼らが今どんな思いで音楽を奏でているのか、今回のライブツアーを振り返りながらじっくりと語ってもらった。(杉浦美恵)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋)


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