僕は、10-FEETの“第ゼロ感”が映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌として多くの人に愛されて、10-FEETがより多くの人に知られてメチャクチャ嬉しかった。あの映画も大好きだし、その作品の中でエモーショナルに機能している10-FEETも大好きだ。しかし、それ以上に今回のシングル『helm’N bass』の内容も、それについてTAKUMAがこのインタビューで語ってくれたことも嬉しかった。“helm’N bass”” gg燦然”” Re方程式”、3曲ともサビのメロディが最強によい。でも、そこに行くまでの手法は信じられないくらい自由。でも、その自由であることは今の10-FEETなりの未来を見据えた試行錯誤の結果だ。シンプルに言うと10-FEETは、まだまだこれから躍進する気満々だということ。それを10-FEETを愛する人にも、この記事から感じて共に喜んでほしい。フェスとかで“第ゼロ感”とか“RIVER”とかをロケットえんぴつみたいに押し出していくような曲を作らんと意味ないな、ぐらい今は思ってたい
インタビュー=古河晋 撮影=大野隼男
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)
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