syudouが覚醒した。ボカロPとして、楽曲提供者として、シンガーソングライターとして、そしてステージパフォーマーとして、多方面に触手を伸ばす類い稀なる能力で結果も残し、昨年5月には日本武道館公演も成功させた彼だが、約2年半前にインタビューした時に感じた野望をそのまま表すsyudouには、まだなっていないと感じる時期が続いていた。しかし、この“暴露”という曲は、イントロのギターリフ、サウンドの手触り、大胆な展開、そしてsyudouの歌の表現、あらゆるディテールに全能感という名の色気が満ちている。syudouは、どこまでも好きにやってるさまが美しいし、それを見せるべき。
そのために僕はもう、働いて働いて働いて働いて働こうと思います
このインタビューからも滲み出ている、品行方正を蹴飛ばす痛快さはもちろんありつつ、それがスマートにデザインされていて、技術とパワーの均衡が見事に取れた新しいsyudouの名刺となる1曲だ。2026年、時代の色をガラッと変える大きな可能性を持つその才能に改めて大注目だ。
インタビュー=古河晋 撮影=後藤倫人(UM)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年4月号より抜粋)
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