フューチャーヘッズのライブで観客がピンチヒッターを務める

フューチャーヘッズのライブで観客がピンチヒッターを務める - 04年作『ザ・フューチャーヘッズ』04年作『ザ・フューチャーヘッズ』

4年ぶりのツアーを敢行しているフューチャーヘッズだが、6月8日のニューヨークのボウワリー・ボールルームでのライブはソールド・アウトだったにもかかわらず、ボーカルのバリー・ハイドが喉の炎症を起こしてしまい、キャンセルも考えていたそう。

しかし、スーパーモデルのアギネス・ディーンや人気コメディアンのマイケルとノエル・フィールディングまでかけつけていたこの日のオーディンエンスを落胆させないためにも、バリーはあえて16曲にも及んだこの日のライブを強行し、ギターのロス・ミラード、ドラマーのデイヴ・ハイド、そしてベースのジャフもそれぞれのサポート・ボーカルにいつもより力を入れたそうだ。

ただ、セットがクライマックスを迎えつつも、さすがにこの日の声の状態ではケイト・ブッシュのカバー “愛のかたち”は無理だと判断し、オーディエンスに呼びかけて、急遽ファンのひとりに代役をこなしてもらうことになった。

アイルランドのニュータウンシャンドラムの出身で、20歳の学生だというティアナン・ブラウンがこの大任を果たすことになり、観客の声援を受けながら、バリーの代役を見事にやってのけた。

「この曲はもう何年もずっとシャワー・ルームで歌ってきてたんです」とティアナンは歌詞も完璧に間違えなかったそのパフォーマンスの後、NMEに語った。「とにかく緊張してることなんて忘れるようにしました。そうしたら、みんなの受けがものすごくよくて。ぼく、あのボウワリー・ボールルームで今歌っちゃったんですよ!」。

会場の外でも、バリーは興奮冷めやらないティアランを褒め称えた。「ぼくのヒーローだよ!」。

この日のセットリストは以下の通り:
'The Chaos'
'Decent Days And Nights'
'Heartbeat Song'
'Meantime'
'Struck Dumb'
'I Can Do That'
'Robot'
'First Day'
'Work Is Never Done'
'Skip To The End'
'Back To The Sea'
'Sun Goes Down'
'The Beginning Of The Twist'
'Carnival Kids'
'Hounds Of Love'
'Jupiter'
'Piece Of Crap'
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