『The Chaos』に続く新作を制作中のフューチャーヘッズだが、ボーカルのバリー・ハイドはアカペラ・アルバムとなるこの新作について「自分がこれまで試みたものの中でも最も困難を極めている」と語っている。
収録曲は過去の自作曲で“ミーンタイム”と“Heartbeat Song”のアレンジはすでに仕上がっているとか。現在は“スキップ・トゥ・ジ・エンド”“フォールアウト”“ロボット”“マン・レイ”“カーニヴァル・キッズ”“ファースト・デイ”について制作中だという。
「すごいチャレンジなんだよ」とバリーはスピナーミュージックに語っている。「自分がこれまで試みたものの中でも最も難しいんだ」。
「このアルバムではね、サウンドは本当に4つしかないんだ。ぼくたちのやろうとしていることは自分たちの声にできることの最大限を引き出すということで、4人の間でいろいろ違う調子を生み出していかなきゃならなくなるから、自分たちの力も格段に伸びていくことになるはずなんだ」
また、一方で、4人のコンビネーションはかなりうまくいっているとバリーは説明している。
「ぼくたち4人が揃うと、人としてのボーカルのレンジが完全に揃うんだよね。だから、4人で1人の完全人間の声となるんだよ」とバリーは冗談交じりに説明する。「ぼくとロス(・ミラード)は低音部担当で、ぼくはぼくでまた中音域ともうちょっと高いところまでいけるんだよ。デイヴ(・ハイド)はすごい高いファルセットが歌えて、デヴィッド・ジェフ・クレイグはものすごく声が高いんだ。というわけで、4人揃うとさ、すごくうまくいく取り合わせになってるんだよ」。
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