7月17日に開催された、『フジファブリックpresents フジフジ富士Q』。全出演アーティストを含む多数の写真とテキストでその詳細を伝えるレポートを、「ROCKIN’ON JAPAN 9月号」が掲載している。
昨年12月24日に逝去した、フジファブリックのフロントマン・志村正彦。志村が15歳の時に奥田民生のライブを観て、自分もミュージシャンになることを志したのが、今回『フジフジ富士Q』が開催された富士急ハイランド・コニファーフォレストだった。
全15組のゲスト・アーティストが参加したこの日。レポートによると、そのトップバッターとアンコールを務めたのが奥田民生だ。そして他のゲストたちも基本的に2曲ずつフジファブリックの曲を披露。MCでは各アーティストが志村との思い出や、その楽曲のユニークな個性について話す場面が多くみられた。
たとえば斉藤和義は「志村くんの歌、面倒くさい。メロは難しいし、ギターはへんてこりんだし」と、愛があるゆえの言葉をメンバーに投げかけた。また氣志團は、“One Night Carnival”を聴いた志村が「いいっすね、ディスコ」といって“ダンス2000”を作ってきた、というエピソードも明かした。
またアンコールでは、ニュー・アルバム『MUSIC』より山内総一郎(G)がボーカルをとる“会いに”も披露。フジファブリックは今後も続いていくことを明らかにした。
今回のレポートは、会場写真やアーティストの写真も含め、会場に訪れた奇跡的な瞬間を克明に記録した貴重な内容になっている。