ジョン・レノンの生誕70周年関連作品が本日リリースに

ジョン・レノンの生誕70周年関連作品が本日リリースに - (C)Bob Gruen (C)Bob Gruen

ジョン・レノンの生誕70周年を記念した、CDリリース、映画の公開、イベントなど様々な企画が、本日10月6日のCDリリースを皮切りにスタートする。

ジョンの誕生日、10月9日に先がけて本日リリースされたのは、新たに編成されたベスト・アルバム『ザ・ヒッツ~パワー・トゥ・ザ・ピープル』、オリジナル・アルバムのデジタル・リマスター盤8作品、これらリマスターされたオリジナル・アルバムにアルバム未収録曲、さらには未発表曲やレア音源などをボーナスディスクとして加えたBOXセット、『ジョン・レノンBOX』。

まず、『ザ・ヒッツ~パワー・トゥ・ザ・ピープル』には、“イマジン”、“スターティング・オーヴァー”、“真夜中を突っ走れ”など、ジョンの代表曲ばかりを収めた決定盤となっており、収録曲の映像集も収めたDVD付きのスペシャル・エディションも同時にリリースされている。

そして、オリジナル・アルバム8作品のデジタル・リマスター盤。ジョンのアルバムは、現在、リミックス&リマスターされたCDが発売されているが、今回リマスターされたのはオリジナルのアナログ・マスターで、レコード時代に発売していたジョンの本来の音源がデジタル・リマスターされてよみがえることになる。また、『ダブル・ファンタジー』は余分な装飾を削ぎ落とし、ジョンの生の声を全面におし出した「ストリップド・ダウン」という新たにミックスされたバージョンが加わった2枚組仕様。以前の当ニュースでもお伝えしたように、このジャケットは、ジョンの息子であるショーン・レノンが描いたもの。(→http://ro69.jp/news/detail/40678

iTunesでは、ベスト・アルバム『ザ・ヒッツ~パワー・トゥ・ザ・ピープル』が「iTunes LP」としてリリースされ、
収録楽曲や歌詞はもちろん、アートワーク、ビデオやインタビューなども楽しめるコンテンツとなっている。また、これに合わせて、ジョンの生誕70周年に敬意を表し、オジー・オズボーンがアルバム『イマジン』収録曲の“How?”を、アムネスティ・インターナショナルのためのチャリティソングとして提供している。

11月5日からは、青春時代のジョンを描いた映画「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」が全国ロードショーとなる。ジョンを演じるのはアーロン・ジョンソンで、ジョンが影響を受けたアメリカン・ロックやビートルズの前身バンド、クオリーメンの名曲とともに青年ジョン・レノンが描かれる、ファン必見の映画となっている。

12月には、今年で10回目を迎えるジョン・レノン追悼イベント『Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ』が、ジョンの命日の12月8日に日本武道館で開催される。今年も、オノ・ヨーコをはじめ、奥田民生、曽我部恵一、東京スカパラダイスオーケストラ、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、BONNIE PINK、吉井和哉、LOVE PSYCHEDELICO、箭内道彦プロジェクト、Cocco、吉永小百合、鈴木京香といった国内のトップ・アーティストや女優などの出演が決定している。

ジョンは、ソロに転向してからも様々な名曲を残しているが、その中の“イマジン”に関して、オノ・ヨーコは最新のインタビューでこう語っている。

「今でも歌われていることに驚きますが、確かに歌われていますよね。私たちはそんなこと全く考えていませんでした。曲を書いて、彼は活動家らしい曲を書き、私も書いて、『明日この曲で世の中を変えてみせよう』と。でも、変わりませんでした。ですが今もこの曲は流れていて素晴らしいことだと思います」
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