ザ・ビートルズの『赤盤』、『青盤』がアルバム・チャートで2作同時にTOP5入り
2010.10.26 20:00
10月18日に最新リマスター音源で世界同時発売されたザ・ビートルズのベスト・アルバム『ザ・ビートルズ1962年~1966年』(赤盤)と『ザ・ビートルズ1967年~1970年』(青盤)。この2作が、ここ日本でも好調なチャート・アクションを展開している。
『赤盤』と『青盤』は、今週の洋楽アルバムランキングで1位、2位を独占、総合ランキングでも3位(『青盤』)、4位(『赤盤』)を獲得し、揃ってTOP5入りを果たしている。(11月1日付け、オリコン調べ)さらにオリコンによると、洋楽アーティストとしては、2003年6月23日付でt.A.T.uがアルバム『t.A.T.u~デラックス・エディション』と『t.A.T.u』で4位と5位を記録して以来、約7年4ヶ月ぶりとなる2作同時TOP5入りだという。
さらに、ビートルズにとって総合ランキングでの2作同時TOP5入りは、初CD化となった1993年9月発売の『赤盤』と『青盤』で、同年10月4日付に3位、5位を記録して以来、17年1ヶ月ぶり、洋楽男性アーティストとしても上述のビートルズの赤盤、青盤以来の記録となった。
『赤盤』と『青盤』は、ビートルズ解散から3年後の1973年にアナログ・レコードで発売。以来現在に至るまで、ビートルズの入門盤としてそしてベスト盤として長い間親しまれ、ビートルズ史上最高のセールスを記録しているアルバムだが、それが今回改めて最新ヒットチャートの上位に揃って登場し、日本でのビートルズ人気の根強さを改めて証明することとなった。
アルバムには、ビートルズのデビューから解散までの全期間のシングル・ヒット曲に加え、“イン・マイ・ライフ”や“アイ・アム・ザ・ウォルラス”など、アルバム内の1曲やシングルB面曲、さらには12月11日から全国公開される映画「ノルウェイの森」の主題歌“ノルウェーの森”も収録。特に“ノルウェーの森”は、もともと『ラバー・ソウル』の中の1曲だが、1993年の『赤盤』に収録されて日本での人気が再燃している。
2作に収録されている楽曲は全54曲。それぞれCD2枚組となっているが、現在は期間限定特別価格の各¥2,600と、通常のCD1枚分の価格で発売中。