ジョイ・ディヴィジョンのBOXセット『+-』のデザインが盗作で訴えられる
2010.11.11 22:00
先頃、ジョイ・ディヴィジョンのアナログ・シングル10枚組ボックス・セット『+-』がリリースされることが発表されているが、このリリースに対してアメリカのインディ・レーベルのティーンビート・レコードが訴訟を起していることが明らかになった。
実はティーンビートには契約アーティストとして+/-(プラス/マイナス)というバンドが所属していて、タイトルとバンド名がかぶっているだけでなく、このバンドの02年のアルバムと今回のボックス・セット『+-』のデザインなどがかなり似てしまったからだ。ティーンビートと+/-はデザインを手がけたピーター・サヴィルとレーベルとなるライノ・レコードとワーナー・ミュージックに対してロンドン高等裁判所にこのボックス・セットをめぐって登録商標使用権違反と盗作で訴え出ている。
ただ、ティーンビートは自社のフェイスブック・ページで訴訟を起したことを明らかにはしているが、ボックス・セット『+-』の回収を求めているのか、あるいは損害賠償金を求めているのかは明らかではない。いずれにしても、ライノのホームページではすでに予約でボックス・セットは完売しているため、示談金で落ち着かせるしか方策はなさそうだ。
ジョイ・ディヴィジョンのボックス・セット『+-』のジャケットはこちら(→http://www.rhino.co.uk/ugc-1/product/39547/24294_feature.jpg)
ティーンビート所属の+/-のアルバム『+/-』のジャケットはこちら(→http://place1.dyndns.org/music/files/images/detailed/405877.jpg)