ポスト・パンク期から最も影響力の強いバンドのひとつとして活動を続け、1月25日にも自主制作した新作『Content』をリリースしたギャング・オブ・フォーだが、ギターのアンディ・ギルはレッド・ホット・チリ・ペッパーズは自分たちを手本にキャリアを築いたはずだと語っている。
アンディはさらに、チリ・ペッパーズ自身、ギャング・オブ・フォーに対して自分たちが負っているものについて感謝の意を表したとも語っている。
「レッド・ホット・チリ・ペッパーズは明らかにギャング・オブ・フォーをそのキャリアのベースにしているし、バンド自身もそれを認めてるんだよ」とアンディはメトロ誌に語っている。
チリ・ペッパーズの84年のデビュー・アルバムのプロデューサーも務めているアンディはこう続けている。「シングル“キャント・ストップ”(『バイ・ザ・ウェイ』収録)のギターなどはぼくたちの初期の曲をそのまま流用したものだし、これを最初に聴いた時はぼくも『これはやりすぎだな』と思ったくらいだよ。その後、フリー(チリ・ペッパーズのベース)にパーティでばったり出会った時などはフリーに『アンディ、あの曲で今の今までなんで俺たちを訴えなかったのか、それがわからないんだけど』とまで言われちゃってね」。
また、04年にギャング・オブ・フォーに影響されていると語るバンドがいくつも登場した時にも触発されるものがあったとアンディは説明する。「04年には突然、ぼくたちのようなサウンドを鳴らすバンドがいくつも登場して、ぼくたち自身も息を吹き返したんだよね。フランツ・フェルディナンド、ブロック・パーティー、ザ・ラプチャーとさ、みんなぼくたちのファン層も拡げてくれたんだよ」。
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